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伊達政宗が新イスパニヤ(メキシコ)との通商及びローマよりの宣教師招聘を目的とし、家臣支倉六右衛門常長以下十数名を欧州に派遣したのが慶長遣欧使節である。船には多数の宣教師ほか約180人が乗船し、慶長18年(1613)9月、月の浦より出帆した。太平洋を横切り、メキシコを経て、イスパニヤ・ローマに行き、帰途はメキシコよりルソンに寄港して7年後の元和6年(1620)8月帰朝した。だが通商、宣教師招聘についての確答は得られず、また滞欧中、幕府はすでにキリスト教を禁止しており、所期の目的は達せられなかった。
この資料は伊達家及び仙台藩切支丹改所に伝来したもので、すべて常長が持帰ったものである。
項目 | 資料画像 | |
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ローマ市民権証書(羊皮紙)1通 支倉常長像(油彩)1面 ローマ教皇パウロ五世像(油彩)1面 聖母及び四聖人像(銅板油彩)1面 十字架像及びメダイ3ロ メダイ残欠6片 レリカリオ1ロ テカ及び袋1具 ロザリオ3連 ディスチブリナ1口 祭服1領 祭服留金具10点 祭服帯紐の垂総1口 祭壇の敷物1枚 マント1具 印章2穎 短剣2口 鞍2背 鐙1双1隻 轡2口 四方手4箇 野沓1具 輪金具2箇 壁掛1枚 |
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