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釈迦が沙羅双樹の下で入寂するのを知って、涅槃の床を囲んで集まった菩薩や弟子、国王、各階級の人や畜類が泣き悲しむという、古くからある涅槃図相である。描線に金泥や切金文様を用いた大幅で、京都・奈良の絵仏師の作である。
天文8年(1539)に当寺の四世陽山が京都で求め、慶長2年以来4度の表装改修をした記録が、旧巻軸に記されている。また、現在は行なわれていないが百年前頃まで、1月15日の涅槃会には読経を盛大に催したと伝えられる。
(絹本著色 縦189.7cm 横150.3cm 室町時代)
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