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【概要】
松島は、宮城郡七ヶ浜町字御殿崎の突角から旧鳴瀬町波島(端島)の南端を見通す線と、同鳴瀬川河口右岸から波島東端を見通す線との結合線内の海面、島々の全部および沿岸の大字全部が指定地域であり、総面積は12,600ha、海岸線の長さは約33kmである。この大湖水の観を呈する海上に230余の大小の島々が浮び、日本三景の一つとして四季それぞれに趣を変える景勝の地をなしている。
松島の四大観として「多聞山(55.6m)からの偉観」、「大高森(105.8m)からの壮観」、「富山(116.8m)からの麗観」、「扇谷(55.8m)からの幽観」が古くから名高いが、いわゆる松島の島巡りの興趣もまたひとしおである。
最近は、湾内の内松島に対して表松島ともいわれる外松島が、新しい時代感覚によって浮び上り、海洋美を満喫することができる。
内松島の松はアカマツでヒサカキ・ヤブコウジが見られるが、外松島など外洋に面した部分にはクロマツがみられ、海蝕崖にはイブキ・ネズの低木とハマギク・コハマギク・スカシュリ・セッコクが生育している。
日本の美を代表する松島の景観も、海蝕や凝灰岩類といった凍結に弱い体質が災して、一部の島の変形が目立つようになった。材木島のアーチ部分の崩落もその表われである。仁王島の首の補強工事、五大堂が建つ島の海蝕崩落防止工事などにみられるように、国・県が自然崩壊対策に力を注ぎ、景観の保持に努めている。
【基本情報】
指定年月日 | 1952年11月22日 |
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見学 | 自由 |
アクセス | (車)三陸道松島海岸駅ICから5分 (鉄道)仙石線松島海岸駅下車すぐ |
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