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掲載日:2022年7月1日

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宮城県田んぼダム実証コンソーシアム総会・「田んぼダム」シンポジウムを開催しました

令和3年6月に設立した,宮城県田んぼダム実証コンソーシアムの総会を令和4年6月10日(金曜日),大崎生涯学習センター(大崎市)にて開催し,これまでの活動状況報告及び令和4年度取組方針の確認を公開で行い,コンソーシアム会員以外の方々にも大崎管内における「田んぼダム」の取組をご覧頂きました。

 また,「田んぼダム」シンポジウムでは大崎市千刈江地区の効果検証結果及び山形県の先進事例についてご講演頂き,「田んぼダム」についての理解を深めました。

 当日は,会員である伊藤大崎市長,早坂色麻町長,遠藤涌谷町長,相澤美里町長,関係土地改良区理事長,農業者組織代表のほか,農林水産省・県・市町・土地改良区職員,農業者,関係団体等,約170名が参加しました。

【宮城県田んぼダム実証コンソーシアム総会・「田んぼダム」シンポジウム資料】

宮城県田んぼダム実証コンソーシアム総会(PDF:5,332KB)

「田んぼダム」シンポジウム(PDF:8,800KB)

田んぼダム実証コンソーシアム総会

伊藤大崎市長

開会挨拶(宮城県田んぼダム実証コンソーシアム会長 伊藤大崎市長)

「田んぼダム」という言葉が市民権を得てきた。更なる拡大に向け取り組んでいきたい。

 

令和3年度活動実績報告

令和3年度「宮城県田んぼダム実証コンソーシアム」活動実績報告(事務局)

 

千葉会長

「田んぼダムに取り組んだ感想」(中目地域環境保全推進協議会 千葉会長)

ワラを集める畜産農家の理解と営農に支障のない範囲で「田んぼダム」に取り組むことが重要。

 

本間会長

「田んぼダムに取り組んだ感想」(本地環境保全協議会 本間会長)

「田んぼダム」の取組により河川氾濫リスクを低減できるように,8割,9割の実施率を目指したい。

 

学校教育連携ワーキンググループ

令和3年度「学校教育連携ワーキンググループ」活動報告(事務局)

地元の小中高校の4校で,学校教育と連携した「田んぼダム」に係る広報活動を実施。

職員が手作りで「田んぼダム」模型を製作し動画を公開した。

 

各市町

各市町からの報告<令和3年度活動実績及び令和4年度取組方針>

(大崎市,色麻町,加美町,涌谷町,美里町)

 

令和4年度活動実績報告

令和4年度「宮城県田んぼダム実証コンソーシアム」活動計画(事務局)

 

多面的機能

多面的機能支払交付金と「田んぼダム」の取組について(県農村漁村なりわい課)

「田んぼダム」の取組に対する加算措置を受けるためには,水田貯留機能強化計画を策定する必要がある。また交付を受ける水田の5割以上で取り組む必要がある。

「田んぼダム」シンポジウム

宮津進助教

大崎市「千刈江地区」での田んぼダム効果検証結果について

 (新潟大学自然科学系(農学部) 宮津進助教)

平成29年台風第21号を対象に,内水氾濫のシミュレーションを行った結果,流域内における農地整備済み全水田で「田んぼダム」に取り組んだ場合,湛水量を83%,湛水面積を64%減少させることが可能であることが分かった。

「田んぼダム」は,10年に1回程度の雨で大きな効果を発揮するため,継続的に取り組むソフト面での対策が重要。

 

いなば

先進地事例発表 地域を守る「いなば」の取組
 (山形県因幡堰土地改良区 佐藤地域支援専門員)

「田んぼダム」の普及拡大にあたっては,農家の意識,土地改良区の意識を変えることが重要。


金須副部長

閉会挨拶(県農政部 金須副部長)

令和4年度,大崎管内での取組を進化させ,県内全域へ「田んぼダム」を広げていきたい。

 

 

 

お問い合わせ先

農村振興課地域計画班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2862

ファックス番号:022-211-2890

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