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東日本大震災で大きな被害を受けた奥松島地区では,
「奥松島地域営農再開実証プロジェクト」により様々な取組を行ってきました。
宮戸6分区では,本プロジェクトの一環として桃の栽培を行っています。
宮戸6分区で栽培を行っているのは「奥松島果樹生産組合いちじくの里」です。
平成28年3月に定植を行った桃は,今年で5回目の春を迎えました。
※これまでの取組について詳しくは,
「東日本大震災 復旧・復興状況>東松島市奥松島地区」をご覧ください。
5月下旬になると,親指大の桃の実が,沢山実ります。
桃の実
しかし,実を全て同じ枝で成長させると,全ての実に栄養がゆきとどきません。
また,実が大きくなると枝が負けてしまい,折れてしまうこともあります。
そのため,間引きを行い,成長させる実以外を落とす必要があります。
枝の大きさによりますが,1本の枝に1~3個程度の実を残し,残りを摘むこととなります。
摘果の様子
摘果を行った上で,育てる実に紙製の袋を掛けます。
この「袋掛け」を行うことで,病害や虫害を予防することが出来ます。
重要な作業ですが,ひとつひとつ手作業のため,膨大な手間と時間が掛かります。
1本の木の袋掛けで半日か,それ以上かかる場合もある作業です。
袋掛け作業の様子
袋掛けを終えた実
桃の摘果・袋掛けの作業を,以下より動画でご覧いただけます。
是非ご覧ください。
「奥松島果樹生産組合いちじくの里」は,今回の袋掛けのほか,
施肥・消毒など手を掛けて丹念に栽培を行っています。
苦労の甲斐あって,昨年は糖度15度を超える非常に甘い桃が収穫できました。
もぎたての,硬くて甘い桃。
今年もすくすくと育つ宮戸島の桃は,8月頃の収穫が予定されています。
参考:昨年収穫された桃
(「東日本大震災 復旧・復興状況>東松島市奥松島地区」に移動する)
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