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県は,奥松島地域の被災農地における早期の営農再開を実現するため,東松島市など関係機関と共同で「奥松島地域営農再開実証プロジェクト」を進めています。農業農村整備部では,ほ場整備事業による農地復旧を実施しており,地域の全面営農再開に向け着実に歩みを進めているところです。
このプロジェクトについて,平成30年3月14日,東松島市役所鳴瀬庁舎で平成29年度活動実績の報告会が開催され,関係機関職員など約15人が出席しました。
平成29年春,農地復旧が完了した東浦工区と宮戸8分区で営農再開し,奥松島地域の営農再開面積は約87haとなりました。新たに作付を開始したほ場は,水稲生育が旺盛で,塩害も見られませんでした。また,奥松島果樹生産組合「いちじくの里」が担い手となっている宮戸6分区では,植栽したイチジク及びモモが初収穫を迎えました。
報告会には,担い手である「(農)奥松島グリーンファーム」と「(農)宮戸干拓生産組合」も出席し,今年度の作付面積や収量についてそれぞれ報告しました。
その後,参加者が今後の営農について意見交換を行い,各法人が抱える課題及び対策を共有しました。
当プロジェクトは,ほ場整備事業の完了予定年度である平成32年度まで継続されます。また,平成30年春に宮戸9分区の果樹植栽が予定されています。
報告会の様子
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