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県は,東松島市奥松島地区における被災農地の営農再開のために農地整備を推進しており,一部の地域では営農が再開されています。その地域の中の宮戸9分区で,平成30年4月27日に,イチジクの定植が行われました。作業には,担い手農家と市をはじめとする関係機関職員が40名ほど参加し,約0.8haの農地に230本の苗を植えました。
奥松島地区では,東日本大震災からの目に見える復旧・復興に向け「奥松島地域営農再開実証プロジェクト」を実施しています。そのうち宮戸6分区,8分区,9分区では水田を果樹園として活用する計画を進めており,平成28年春には6分区(約1ha)にイチジクと桃を合わせて120本,平成29年春には8分区(約0.7ha)にイチジクと柿を合わせて210本を定植しました。今回の定植により,3つの分区を合計した転作樹園地面積は約2.5ha,栽培本数は560本となりました。
担い手である「奥松島果樹生産組合いちじくの里」の尾形善久代表は,あいさつの中で,「苗の定植作業はこれで最後となるが,引き続き生育管理や鳥獣害対策に尽力して,多くの収穫を目指したい。」と述べました。
奥松島地域営農再開実証プロジェクトは,ほ場整備事業完了予定の平成32年度まで継続する予定です。
尾形組合長によるあいさつ
定植作業の様子
定植後の宮戸9分区
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