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十六善神像図は、釈迦三尊と玄突三蔵、深沙大将に、提頭羅陀などの十六善神を配した図様で、大般若会の本尊として用いられている。
宮城県内にある「釈迦十六善神像」中最古の例で、当寺所蔵の「仏浬葉図」とともに、天文8年(1539)ころに4世陽山が京都で求めたものと伝えられている。
絹地に切金、金泥、朱、黄土、群青、緑青、墨を巧みに組合わせる手法によって、金色の釈迦三尊仏とこれを取巻く玄突、善神像、獅子を多彩に描き出した画面は、厳粛でいて明快な世界を創り上げ、室町期仏教絵画の特色を良く伝えている。
(絹本著色 丈126.lcm 幅61.4cm 室町時代)
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