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小・中・高等学校の全時期を通じて,人や社会とかかわる中で社会性や勤労観を養い,集団や社会の中で果たすべき自己の役割を考えながら,将来の社会人としてのよりよい生き方を主体的に求める子供たちを育みます。
この教育活動をより力強く進めていくために,地域と学校が連携・協働して子供を育てる仕組みづくりを推進し,子供も大人も学び合ってつながりを深め,「持続的な地域づくり」の体制を強化します。
テーマ『ともに考え かたり合おう 我がふるさと“南郷の夢ある未来へ!”』
南郷中学校区(美里町立南郷小学校・南郷中学校,南郷高等学校)では,宮城県教育委員会の推進地区指定を受け,各校との相互連携,及び各校での地域との連携を通じて,子供たちが南郷地区のすばらしさを発見・再確認し,未来の南郷地区について,地域住民や行政職員と共に考え,語り合い,未来の“まちづくり”に興味・関心を高められるように取り組んでいます。
【南郷小学校】生活科(まち探検)や総合的な学習の時間(地場産品調べ,介護老人福祉施設訪問・交流等)を通して,学校で学んだことが実際の生活に結び付いていることを実感したり,目標に向かう意識を高めてよりよく活動したりしたことについて発表しました。
【南郷中学校】老人会交流や伝統文化「和太鼓」体験,職場体験等を通して,多くの人と関わりを持ち,相手の立場で考えることの大切さや,あきらめずに役割を成し遂げて達成感を味わうことのよさに気付いたり,ふるさとのために自分にできることがあること・これから自分に出来ることを考えたりできたという成果を発表しました。
【南郷高等学校】「農業を学ぶ高校生として,草花や野菜を生かした,地域住民との連携事業」の成果を発表しました。
《草花専攻班》は,地域に貢献するために「フラワーサービスプロジェクト」に取り組んでいることについて,季節に応じた草花提供を目指して詳細な作業計画を立案したり,確実に育成するために更に主体的に学習したりした様子を発表しました。
《野菜専攻班》は,児童クラブの子供たち(3~5年生)を対象にした「ソーセージ作り体験」について,化学調味料や発がん性物質を添加しない安心・安全なソーセージを自分たちで考えたり学んだりしたことや,地元の食肉加工業者と連携して活動したこと,当日は子供たちが上手にソーセージを作ることができたことなどを発表しました。
小学生,中学生,高校生,地域住民で構成したグループごとに分かれ,各教室で“南郷地区のよさや未来の姿”をテーマにした話合いを行いました。
児童生徒は自分たちの“ふるさと”のよさを見つめ直し,四季折々の風景,地域のつながり,交流できる場(イベント)などを挙げました。地域住民からは,「大人の意見・大人の希望はあるが,地域の将来を担う子供たちが地域の将来を考え,向き合っていくことが大切だ。」,「インターネットを活用して南郷のよさを発信するだけでなく,地域に生きる者として自分自身をアピールできることも大切だ。」などの助言がありました。
南郷中学校生徒が各グループのファシリテーターとなり,メンバーの発表内容についてコメントしたり評価を付け加えたりし,話合いを活発にするように促しました。
また,他校種の児童生徒や地域住民とのかかわりを通じて,自分と異なる観点の考え方を知り,自分の考え方を見つめ直す活動は,自己理解や他者理解を一層深化するものとなり,自分自身の在り方や生き方について主体的に探究させるものでした。
各校及び地域住民の代表が,各グループで話し合った内容を発表しました。
児童代表は,「学習したことをしっかり発表することができてよかった」とか,「地域の方々の考えを知り,学ぶことができた」などの感想を述べました。
地域住民代表の1人は,「南郷地区にこんなにたくさんの立派な子供たちがいて誇りに思う」という思いとともに,「南郷のすばらしさを発信しながら,地域課題を解決する役割を担ってほしい」という期待を述べました。
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