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硫化水素の発生原因や埋立廃棄物の種類等を把握するため、平成14年1月及び同年10月に処分場内5地点において開削調査した。
硫化水素の発生原因が解明された。埋立廃棄物の種類及び構成割合としては、安定型産業廃棄物のがれき類、金属くず、ガラスくず及び陶磁器くず等の不燃物類が42.97~68.28%、同じく廃プラスチック類及びゴムくずなどの難燃性可燃物が24.83~50.90%、安定型産業廃棄物以外の紙くず、木くず及び繊維くずなどの易燃性可燃物が2.70~4.36%という結果であった。この調査結果に基づき、村田町竹の内地区産業廃棄物最終処分場対策調査検討会により、「硫化水素発生原因等調査報告書」(H15.4)がまとめられた。硫化水素の発生は、硫酸イオンを硫酸塩還元菌が還元することにより発生しており、高濃度の硫化水素の発生原因は、主として埋立層内の廃棄物(硫酸カルシウム2水和物~石膏)から硫酸イオンが供給されたためと推定された。また、硫化水素の発生抑止には、場内亀裂の補修と覆土・転圧の徹底を図るとともに、処分場から周辺の生活環境に与える影響の有無の把握や監視に努める必要があるとされた。
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