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この地域は仙台平野の南西部に位置し、北は高館山(たかだてやま)から南は阿武隈川(あぶくまがわ)に面する千貫山(せんがんやま)まで、幅約5kmで南北に細長く連なる高館丘陵のうち、県自然環境保全地域に指定されている樽水(たるみず)・五社山(ごしゃざん)地域を除いた残りの地域となっています。
高館丘陵は、広義の仙台平野における代表的な丘陵の一つで、基盤は、主に数百万年前の火山岩、火砕岩と花崗岩類からなっています。こうした硬い岩石が多いので、長い年月の間にもあまり侵食されず、ゆるやかな丘陵として残ったのです。
地域内には古くからの寺社・仏閣や遺跡など歴史を感じさせるものが多く、それが豊かな自然の中にほどよく溶け込んで、古代のロマンを訪れる人の心に静かに語りかけてくれます。
高館丘陵の山なみ |
植生は、コナラ・クリの二次林とスギ植林、アカマツ植林が高い占有率を示しています。動物は、トウホクノウサギ、ニホンリス、ホンドタヌキ、ホンドイタチなど県内の丘陵地にふつうの種類が多く、鳥類はサンコウチョウ、ノスリ、フクロウ、アカゲラなどが認められています。また、この地域では国蝶のオオムラサキの姿も見られます。オオムラサキの幼虫はエノキの葉を食べ、成虫になるとクヌギ、コナラ、ヤナギ類の樹液を吸います。
コナラ・クリ林やクヌギ林がある所では、セセリチョウやヒカゲチョウ、シジミチョウの仲間が多く認められます。また、こうした林の中には、カブトムシ、ミヤマクワガタ、カナブン、アオオサムシなども生息しています。
高館・千貫山の在来種
トラフシジミ |
名取市館腰から見た高館丘陵 |
コナラ・クリ林、アカマツ林、スギ林が点在する中に沼や溜池があると、数多くの野鳥が集まってきます。オナガ、ホオジロ、モズ、ヤマドリ、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ウグイスなどの留鳥の他に、夏には夏鳥のホトトギス、カッコウ、オオルリなど、冬にはツグミ、シメ、ベニマシコ、マヒワなどを見ることができます。
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