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この地域は、本県のほぼ中央部、大郷(おおさと)町に位置し、標高28m~104mの丘陵地となっています。
この地域の核となる特別地区には、県内丘陵地の極相林ともいえる樹齢100年を超えるモミ・イヌブナ林があり、それに囲まれるように早春植物群落及び北側に隣接してクリ・コナラ林があります。
また、地域の北側には、溜池を中心にヨシ・マコモ群落が発達し、豊富な動植物の生息地として貴重な地域となっています。
周辺地域が人間の生活圏内に組み入れられて改変が進むなかで、貴重な自然林がまとまって保存された、良好な自然環境を有する学術的にもきわめて重要な地域となっています。
山肌を覆うクリ・コナラ林やスギ植林、ヒノキ植林、谷に沿って延びるヨシ群落やハンノキ林、溜池に広がるヒシ群落など、狭いながらもこの地域には、多様な植物群落が分布しています。とりわけ、直径70~100cm級の大木が林立するモミ・イヌブナ林と可憐な花々が咲きほこる早春植物群落は、県内には稀な原生的植生として、きわめて貴重です。また、オオタカやサンコウチョウ、モイワサナエやクロオビシロタマゾウムシといっためずらしい鳥類や昆虫も確認されています。
県中央部の丘陵地において、里山本来の自然環境が凝縮した状態で残る、特徴ある地域といえます。
里山の自然(在来種)
東成田の自然林 |
ニリンソウ |
ヤマブキソウ |
村人に悪さをする、胴回りが2mにも達する大蛇を、斉兵衛という鉄砲打ちの名人が、観音様の力を借りながら悪戦苦闘の末に退治した-こんな伝説が、大郷町に残っているそうです。ちなみに、斉兵衛が大蛇と出会った場所が、保全地域北側の沼沢地であったともいわれています。今なお保全地域には、人間の暮らしと自然が一体となっていた頃の面影が、色濃く残されています。
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