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掲載日:2021年10月5日

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令和3年度「特定家畜伝染病の発生時における防疫演習」の実施について

「特定家畜伝染病の発生時における防疫演習」を実施しました!

令和3年8月25日に,宮城県建設業協会(以下協会と略)登米支部と登米地域事務所主催による「特定家畜伝染病の発生時における防疫演習」を開催しました。

防疫演習は,豚熱等の特定家畜伝染病の発生時に円滑な埋却作業を行う目的で,平成29年から開催しており,今年で5回目となります。

会場は例年と同じ,登米市東和町の(株)日進運輸建設様の社用地を使用し,登米地域事務所職員,協会登米支部事務局及び会員19社のほか,協会他支部関係者26名,登米市,JAみやぎ登米,(一財)宮城県畜産協会など89名が参加しました。

開会

開会式の様子1

開会式の様子2

防疫演習の状況

防護服着衣演習

農業振興部及び東部家畜保健衛生所の職員指導のもと,防護服の着衣,手袋,長靴の粘着テープで目張り,マスクやゴーグルの着用など,作業員へのウイルス付着を防ぐために必要な処置を行いました。

防護服着衣演習

着衣演習の状況1

着衣演習の状況2

埋却演習

  1. 準備
    事前に掘削しておいた埋却溝(縦7.2m,横9.2m,深さ3.0m)の法面,底面に消毒用の石灰を散布した後,ロープを使ってブルーシートを木杭に結束して設置します。さらに2回目の石灰を散布します。
  2. 家畜吊り込み
    殺処分された家畜に見立てた土のう袋を重機により埋却溝に投入します。
  3. 埋戻
    3回目の石灰を散布し,家畜を覆うように木杭のついてまま埋却溝にブルーシートの投げ入れを行い,4回目の石灰を散布します。

今回の演習では,4回目の石灰散布で終了となりますが,実際の埋却作業時には,埋却溝の埋戻と余盛りを行い,5回目の石灰を散布して終了となります。

埋却演習

石灰散布1回目の様子

石灰散布2回目の様子

ブルーシート設置の様子

家畜モデル吊り込み

情報提供

立体ジオセル工法設置演習

特定家畜伝染病が発生した場合,殺処分した家畜等は,畜舎内に掘削した埋却溝で処理するのが一般的な方法です。しかし,畜舎によっては,埋却地が岩盤で掘削できなかったり,掘削はできても湧水により埋却ができないことがあります。こうした悪条件の場合に殺処分した家畜等を保管しておく方法の一つが,この立体ジオセル工法です。防疫演習では,土を敷き詰め埋却する工程を,実演していただきました。

立体ジオセル工法

立体ジオセル工法による盛土方式

立体ジオセル工法の説明の様子

クーラーテントモデル設置

クーラーテントは,炎天下を想定し開発された製品で,熱中症対策としての効果が期待できます。演習では,会場に1張り設置し,参加者は,実際にテントの中に入って,温度を体感されていました。中に入った方々からは「室内にいるのと変わらないほど涼しかった。」とのご意見を頂きました。

クーラーテントモデル設置

クーラーテント外装の様子

クーラーテント内装の様子

防疫演習を終えて

今回の防疫演習についてのアンケートの結果,「演習が分かりやすかった。」「実演を見られたことで,今後の対応について考えることができた。」等の好意的な意見が多数寄せられました。

登米地域事務所では,特定家畜伝染病が発生した場合,短時間で埋却作業が完了するよう,県建設業協会登米支部をはじめ各関係機関と協力して対応してまいります。

お問い合わせ先

東部地方振興事務所登米地域事務所 農業農村整備部農地整備第二班

登米市迫町佐沼字西佐沼150-5

電話番号:0220-22-5160

ファックス番号:0220-22-6015

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