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令和3年5月10日に耕作者の相澤氏(認定農業者)協力のもと,伊豆沼2工区ほ場で無代かきによる田植えの実演会がありました。実演会には,伊豆沼土地改良区職員及び登米地域事務所農業農村整備部と農業振興部の職員12名が参加しました。(新型コロナウイルス感染症対策のため参加者を限定しての開催)
無代かきの田植えとは,耕起したほ場に入水し,代かきをせずに田植えをするもので,代かきの省略による作業の迅速化や,ほ場表面の凹凸により水面への風の吹寄せが弱まり,移植された苗が流されにくくなるなどの効果が期待できます。
その他の効果としては,代かき時の濁水が減り,環境負荷の軽減も期待されています。
実演会は,伊豆沼2工区地区2ヘクタール(長辺200m,短辺100m)の大規模ほ場にて行われ,相澤氏によると,「無代かきによって土の層に団粒構造が多く生まれ,稲の生育をより促している。」とのことでした。
実演会で見学した無代かき水田は,周辺の代かき済みの水田と比べ,田んぼの表面の凹凸や雑草が生えている部分が多い印象がありましたが,田植えにあたり大きな支障はなく,スムーズに作業が進んでいました。
また,相澤氏のご厚意により当日は当事務所の新人職員も作業に参加し,苗運びから田植機操作まで一連の田植え作業を体験することができました。
田植え前の状態(無代かき田植え)
田植え後の状態
田植えの様子
実際に当部職員が田植機に乗車(向かって左側が職員)
無代かきほ場の沈み具合
無代かきを実施した水田(伊豆沼2区)
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