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宮城県土地改良事業団体連合会東部支部(支部長 北方土地改良区鈴木博理事長)が主催する「土地改良女性職員研修会」に当事務所職員が参加しました。本研修は,「土地改良への女性参画」を最終目標としており,「まずは土地改良区の女性職員から」との取組みで,今年度で4回目の開催になります。
研修内容については,石巻市の大川地区における農地復旧の取組みについて現地を視察しました。
大川地区は平成10年度から経営体育成基盤整備事業に取り組み,完成を間近にして東日本大震災の津波により農地及び農業用施設が甚大な被害を受けました。
大川地区(413ha)は針岡工区(175ha)と長面工区(238ha)の2つの工区に分かれており,針岡工区での被災状況に応じた復旧方法について,東部地方振興事務所農業農村整備部の職員より説明を受けました。針岡工区については平成26年に全面営農が再開されたようです。
一方,長面工区については,地震による地盤沈下と津波による表土の流出が著しく,加えて海岸堤防工事が完成していないことから,高波等の影響により現地は未だ水が溜まっている状況でした。復旧工事には大量の土砂が必要となり,防災集団転移事業や河川工事などの発生土を有効活用出来るよう,調整を図っているとのことでした。
現地研修の後,水土里ネットみやぎの菅原参事より,「水土里ネットみやぎ女性部会」の設立について等の説明がありました。
本県の土地改良区情勢は,高齢化や農地集積及び法人化等の加速的進展により組合員が減少し,総代,役員の選任に苦慮している状況にあるとのことから,現状を打破すべく,土地改良への女性参画を目指して「水土里ネットみやぎ女性部会」を設立するとのことでした。
今回の研修に参加し,災害復旧の難しさを再認識するとともに,普段交流のない土地改良区女性職員との繋がりができ,有意義な時間を過ごすことができました。
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