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4月19日,ウクライナの視察団が東部管内を訪れ,東日本大震災で被災した農地や農業用施設など復旧・復興の取組みを視察しました。
(ウクライナ視察団との集合写真)
ウクライナは国土の7割弱を農用地が占め,小麦,とうもろこし,ばれいしょ等の世界有数の農作物生産国ですが,2022年2月からのロシアによる侵攻により,農業用インフラや農業機械が多大な被害を受けています。
今回,農業部門の復興の参考とするため,独立行政法人国際協力機構(JICA)の招へいにより,農業政策食料省のマルキヤン・ドゥミトラセヴィチ次官ら5名が,4月18日から20日の3日間にかけて東北地方の視察を行いました。
うち2日目となる19日に,視察団は石巻市河北に位置する「大川地区」を訪れました。
(「大川地区」内の長面排水機場を視察する視察団)
「大川地区」(針岡工区,長面工区)は東日本大震災によって農地が水没・浸水し,農業用施設においても甚大な被害を受けました。これに対して,当部では,農地農業用施設等災害復旧事業と合わせて,単なる復旧にとどまらない復興を進めるため,平成23年度から令和4年度まで農山漁村地域復興基盤総合整備事業で農地整備を行いました。
本地区の針岡工区は平成26年度,長面工区は令和3年の春に全面的な営農再開を迎えています。
(長面工区(左:平成28年10月撮影,右:令和3年9月撮影))
この日は,当事務所の大信田副所長,三浦農業農村整備部長らが当地区のほ場と長面工区の排水を担う長面排水機場において,地区の概要や震災からの復興の歩みについて説明を行いました。
(長面排水機場ちかくの堤防から「大川地区」の全景を視察する視察団)
視察団からは,海岸に近接した地理的条件の中での用水確保の手法,送水方式の仕組み,当管内の大豆や水稲の平均的な収量などについて質問があり,戦後の農業の復旧・復興に向けてのヒントを探っていました。
また,当地区の視察後には,東松島市の農事組合法人「(株)イグナルファーム」を訪れ,渥美市長らと共に,いちごやきゅうりなどの農産物の生産の様子を視察しました。
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