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令和3年10月1日
第三百八十回宮城県議会第二次追加提出議案知事説明要旨
ただいま追加上程されました議案の概要を御説明申し上げます。
議第二百二号議案は、新型コロナウイルス感染症への対策として、これまでの感染動向を踏まえた医療提供体制等の強化に要する経費や、経済活動への影響を受けた事業者に対する各種支援に要する経費を追加計上するための令和三年度一般会計補正予算案であります。
補正予算案の主な内容ですが、入院病床や軽症者等宿泊療養施設について、感染者の急増にも対応できる体制を整えるとともに、抗体カクテル療法を行う施設の運営や、障害福祉施設で感染者が発生した場合に備えた療養体制の確保に要する経費を新たに計上いたします。
事業者に対する支援策としては、飲食店への営業時間の短縮要請等により特に大きな影響を受ける酒類販売事業者を対象に、これまでの支援制度を大幅に拡充するとともに、中小企業や小規模事業者等に対し市町村が行う幅広い取組を支援します。また、八月以降のまん延防止等重点措置及び緊急事態措置の期間中に、営業時間の短縮要請に応じた大規模施設等に対する協力金の支給に要する経費を計上するほか、飲食店も含め、今後同様の要請を行う場合に備えた予算を計上いたします。
このほか、需要減少に直面する県産米の消費拡大や県産農林水産物の販路開拓への支援、市町が行う漁船員の感染拡大防止対策への支援に要する経費を計上いたします。
今回の補正規模は、一般会計、総会計ともに四百四十四億四百余万円となり、財源は全額国庫支出金を充当しております。
この結果、今年度の予算規模は、一般会計で一兆二千三百三十六億五千余万円、総計で一兆六千八百三十六億二千九百余万円となります。
なお、新型コロナウイルス感染症への対応に関して、我が県に適用されていたまん延防止等重点措置は、新規感染者数の着実な減少や病床使用率の低下などもあり、昨日をもって終了いたしました。感染拡大防止のため、外出や移動の自粛、飲食店等における営業時間の短縮など、様々な場面で多大なる御協力をいただいた県民の皆様、事業者の皆様に対しまして、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
一方で、感染の再拡大には今なお十分な注意を払うべき状況が続いており、一昨日の対策本部会議において、今月末までを「リバウンド防止徹底期間」として対策を継続することといたしました。県民の皆様におかれましては、マスクの着用をはじめとする基本的な感染防止対策の励行や県外との往来の自粛などに、今後とも御協力をお願いいたします。
また、感染状況の推移を見極めた上での判断となりますが、様々な制限の段階的な緩和と並行して、地域経済の回復に向けた取組も実行に移せるよう準備を整えてまいりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
以上をもちまして、提出議案に係る概要の説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議を賜りまして可決されますようお願い申し上げます。
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