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里山林は,幾世代にも渡り,人々が自然に働きかけ,持続可能な農林業の営みが行われてきた一番近くにある自然空間です。ここでは,人々の営みにより多様な自然環境が形成され,生物多様性に富んだ空間が維持されてきました。
しかし,薪や炭の利用の減少や,農山村の過疎化により手入れが行き届かず荒れていく里山林が増えつつあります。一方,環境問題への関心が高まる中,環境貢献や社会貢献を目的とした森林づくりに参加したい企業等が増えています。
このため宮城県では,森林づくり活動を行おうとする企業等と,活動の場を提供できる森林所有者との橋渡し役となり,里山林の利活用を支援していくこことしました。
いわゆる「里山林」と言われる県内民有林(市町村,団体,個人所有林)を対象とします。
(※里山林=集落近くにあり,地域住民の生活に密接関係にある森林で,「奥山林」との対語)
企業等(法人,団体等)による森林整備,林業体験,森林レクリエーション,森林・環境教育などの場として活用されます。
基本的に5年から7年程度を一期間とし,状況に応じて更新可能とします。
除間伐材などの不要木を除き,植栽した苗木や伐採木は森林所有者のものになるのが原則です。
森林づくり活動を行おうとする企業等と,活動の場として提供できる里山林の募集,情報収集,データベース化を行い,両者の協定の仲介等を行います。また,仲介に当たっては,森林組合等と連携・協力し,技術指導,指導者及び労働力の紹介・斡旋や,活動の情報発信を行います。
森林所有者との協定が締結され,活動を開始しているのは1件です。
(株)登米村田製作所(協定面積 35.65ha)
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