森林の手入れ（造林・保育）

森林は林産物を供給するとともに、山地の保全、水資源のかん養、保健休養の場の提供、自然環境の保全・形成等の多様な公益的機能を有しています。そしてこれらの機能が総合的に発揮されることで人々の生活に潤いとやすらぎを与えていますが、それらを維持するためには森林を適切に管理することが必要です。
森林の公益的機能の発揮や山村経済の振興等をはかる目的で補助制度が設けられております。
森林の手入れは、以下の行程で行われます。

(1)造林（植栽）

森林造成の第一歩として苗木を植栽します。苗木の根が活発に活動を始める時期に行います。

(2)下刈・つる切

苗木の成長を妨げる雑草木やつる類を除去します。

(3)除伐

稚幼樹の生育を妨げる不用木（灌木等）や不良木（形質の悪い木等）を除去します。

(4)枝打

節のない木材を育成するため、一定の高さまでの枝を切り取ります。

(5)間伐

植栽した樹木が健全な森林となるよう不良木を中心に伐採し、樹木の密度を適正に保ちます。
(2)～(5)をまとめて保育ともいいます。