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令和2年3月19日,国の文化審議会は,伊達家文書(千四十六通)及び伊達家印章を,重要文化財(美術工芸品)として指定するよう文部科学大臣に答申しました。
県内の有形文化財(古文書・古碑)における重要文化財の指定は,平成10年の多賀城碑(多賀城市)以来で,2・3件目となります。今回の答申の結果,数ヶ月後に行われる官報告示を経,宮城県の国宝・重要文化財(美術工芸品)は42件,うち国宝は3件となります。
所有者:仙台市(仙台市博物館保管)
旧仙台藩主伊達家に伝来し,昭和26年(1951)に仙台市に寄贈された文書(もんじょ)群です。天正18年(1590)の奥羽仕置(おううしおき)以前の文書が約600通残されており,南北朝・室町時代の伊達氏と朝廷・室町幕府との関わりや,伊達政宗(1567~1636)が近隣諸大名や豊臣秀吉らとやり取りした書状など,中世東北地方を研究する上で第一級の史料群であり,大変貴重です。
所有者:仙台市(仙台市博物館保管)
旧仙台藩主伊達家に伝来した印章(いんしょう)と印譜(いんぷ)です。このうち印章については,5代藩主伊達吉村(よしむら)を除いて,初代政宗から13代慶邦(よしくに)まで歴代12人の藩主の印章がそろっており,かつ内容も知行宛行状(ちぎょうあてがいじょう)や伝馬(てんま)用に捺された公印,書画に捺された私印,木製の花押印など多種多様であり,大変貴重である。
詳しくは,仙台市博物館ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。
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