ここから本文です。
大倉発電所
大倉ダム湖内取水塔
大倉ダムでは東北電力株式会社が上水道、工業用水、かんがい用水などの放流水を利用して、水力発電を行っています。
ダム建設に伴い、旧大倉発電所が水没するため、昭和37年7月新たに現在の大倉発電所が建設され、昭和50年2月より無人化されました。
なお、発電に使用された水は大倉川に放流され、各利水に使用されています。
下倉農業用水取水管
下倉農業用水路
ダム右岸に設置された取水管から、大倉ダムのすぐ下流に位置する下倉地区の農地で使用される水を供給しています。
全景(左岸側)
全景(右岸側)
ダム左岸に設置された取水管により、大倉川沿岸及び広瀬川沿岸の農地で使用する水を供給しています。
下から見た放流ゲート
上から見た放流ゲート
ダムには4門の放流ゲート(クレストゲート)を備えており、洪水調節と水位維持の放流に使用しています。
非常放流バルブ
放流時の非常放流バルブ
大倉ダムでは、通常下流で使用される利水用水は発電所を経由して放流しますが、発電所が何らかの事情で使用不可能な場合や、トラブルで突然停止してしまった等の非常事態の場合は、非常放流バルブから放流します。
郷六警報所
警報制御操作卓
大倉ダムでは、大倉・下倉・大原・鳴合・愛子・滝の瀬・郷六・折立・放山・三居沢・澱・仲の瀬・霊屋・愛宕・宮沢・松原・三橋・日辺・落合の計20箇所に警報所が設置されており、無線によって制御されています。
大雨や洪水時等、ダムの放流ゲート(クレストゲート)より放流が開始される際は、事前に下流河川域へ危険を知らせるため、各警報所からサイレンや放流開始の放送を行います。
なお、放流継続中は危険区域の警報所の回転灯が転点灯し続け、放流終了時に消灯します。
定義水位観測所
白沢水位観測所
大倉ダムでは、定義・白沢・郷六のダム上下流3箇所で河川の水位観測をし、無線でデータがダム管理事務所へ送られています。
大倉雨量計
十里平雨・雪量観測所
大倉ダムでは、大倉・十里平・白髪(しらひげ)の3箇所で降雨量を観測し、無線によりデータがダム管理事務所に送られています。
また、十里平には、積雪計も設置されています。
出入口
内部
漏水測定器
強震計装置
大倉ダム中央部には、大きなブロック(スラストブロック)があり、その中には、ダムを管理するためのトンネルがあります。これを監査廊と呼んでおり、その中には、漏水測定器・強震計測装置が設置されています。
全景
洪水吐(クレストゲート)操作卓
ダムの主要施設を操作・監視するほか、ダム見学会の会場にもなっています。
大雨・洪水警報等の発令時には、職員が24時間体制で監視・洪水予測を行い適切な情報収集及び各関係機関への通知を行っています。
ダム放流時は、各警報所から、サイレン・放送による危険をお知らせしています。
ダム主要施設(放流ゲート・農業用水バルブ・非常バルブ・放流警報装置・非常用発電設備・日常ダム管理記録施設等)を操作するダムの心臓部とも言える重要なところです。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す