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七北田ダムのある七北田川は、仙台市北西部郊外の泉が岳(標高1,172m)に源を発し、仙台市北部の泉区から宮城野区を流下し、仙台港南側の蒲生干潟附近で仙台湾に注ぐ、流路延長41km、流域面積229.1平方キロメートルの宮城県を代表する二級河川です。沿川は仙台市近郊として発展が著しく、また広がる水田では灌漑用水のほとんどを本川に依存するなど、古くから仙台市北部や多賀城市の経済文化発展の母体をなしてきました。しかし度重なる洪水に見まわれる一方、少雨による渇水も頻発し、不安定な流況は地域開発の大きな障害となっていました。
こうした状況から、地域の安定した発展のために、七北田川総合開発事業の一環として、仙台市泉区福岡蒜但木地内に七北田ダムを築造することになりました。七北田ダムは、洪水調節、灌漑、上水道、流水の正常な機能の維持を目的とした多目的ダムです。昭和44年に予備調査を開始し、昭和49年度から建設工事に着手しました。以来11年の歳月と316億4,600万円の事業費をを持って、昭和59年に宮城県で3番目の中央コア型ロックフィルダムとして完成しました。
ダム地点の計画高水流量430立方メートル/秒のうち、390立方メートル/秒をダムに貯留して洪水をおさえ、下流地域を水害から防護します。
七北田川沿岸の既得かんがい用水(農業用水)の補給を行うとともに、降雨の少ないときでも川の水が無くならないようにします。
上水道用水として仙台市に最大55,000立方メートル/日、塩釜市に最大13,000立方メートル/日の取水を可能にします。
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