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大倉川は仙台市を流れる広瀬川に、市の中心部より約16km上流で合流する左支川です。大倉川の流路延長は22.4kmで、大倉ダムは大倉川上流仙台市青葉区字大倉地内に建設されたダブルアーチ式コンクリートダムです。
大倉ダムの計画は昭和22年のカスリン、昭和23年のアイオン両台風をはじめ、昭和25年8月の出水と相次ぐ大洪水に見舞われたことから、検討されました。
一方、戦後の仙台市、塩竃市の人口増加に伴い上水道用水と、発展途上にある仙塩工業地帯への工業用水の補給等、水資源の総合的開発も期待されました。
工事は旧建設省直轄事業として昭和33年度に着手、4年の歳月を経て昭和36年度に完成しました。なお、ダム管理は昭和37年度から宮城県が行っています。
大倉ダムは洪水調節・かんがい・上水道・工業用水・発電を目的とした多目的ダムです。
平成23年8月1日からネーミングライツにより、愛称が「仙台環境開発大倉ダム」となりました。
仙台環境開発株式会社(外部サイトへリンク)のWebページです。
ダム地点の計画高水流量1,200立方メートル/秒のうち、800立方メートル/秒をダムに貯留して洪水をおさえ、下流地域を水害から防護します。
下流河川の流水の正常な機能の維持を図ります。
大倉川及び広瀬川沿岸のかんがい用水(農業用水)の補給を行います。
仙台市、塩竃市に上水道用水として日最大154,675立方メートルを供給します。
仙台市、多賀城市、塩竃市の工業地帯の工場に日最大100,000立方メートルを供給します。
最大6.5立方メートル/秒の水を使用し最大出力5,200kwの電力を発電します。
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