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令和元年5月13日に,仙台市立大沢小学校5年生28名の皆さんと田植え体験を行いました。
この体験活動は仙台市大倉川土地改良区(水土里ネット大倉川)が行う、21世紀土地改良創造運動「総合的な学習の地域活動」の一環として,子ども達と田植え作業の体験を通じて,農業農村の多面的機能(※)の大切さを学んでもらうという趣旨で毎年開催しているものです。
水土里ネットみやぎや水土里ネット大倉川から,農業用水,水路施設,土地改良区の活動等についての説明を行いました。当部からは,田んぼは米を作るだけでなく,生き物の住処や気温の上昇をやわらげるといった様々な役割を果たしていることを児童たちに説明し,農業の多面的機能の重要性について学んでもらいました。
田植え体験では,初めて田んぼに入るという児童がほとんどで,不安定な足元に苦労したり,田んぼの生き物たちに驚いたりしながら田植え作業を行いました。
田植え終了後には,「大変だったけど楽しかった!」「これからもご飯をたくさん食べたい」という声とともに,協力いただいた関係機関のみなさまへお礼の言葉をいただきました。
秋には稲刈りが予定されており,当部も引き続き支援して参ります。
※農業農村の多面的機能とは
農業・農村は,私たちが生きていくのに必要な米や野菜などの生産の場としての役割を果たす以外にも,私たちの生活に色々な『めぐみ』をもたらしています。このめぐみを「農業・農村の多面的機能」と呼んでいます。例えば,水田は雨水を一時的に貯留し,洪水や土砂崩れを防いだり,多様な生きものを育み,また,美しい農村の風景は,私たちの心を和ませてくれるなど大きな役割を果たしており,そのめぐみは,都市住民を含めて国民全体に及んでいます。(農林水産省HP参考)
当部から田んぼの多面的機能について説明しました
田植え体験!慣れない足場に悪戦苦闘です
田植え完了!秋の収穫が待ち遠しいです!
土地改良区が果たしてきた役割,機能を改めて見直すとともに,多面的な機能の確保など国民が期待する新たな役割に対し,どのように土地改良区が取り組んで行くか,地域の人たちとみんなで考えることを提案する運動です。
水土里ネットみやぎ(宮城県土地改良事業団体連合会)は,農業用水や農地の管理というこれまでの役割に加えて,自然環境との調和,農村文化の継承,都市と農村の交流など,様々な活動を実施しています。
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