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田んぼダムの仕組みやその効果を知ってもらい,田んぼダムの取組への理解向上を図ることを目的に,令和4年10月8日,大和町立鶴巣小学校において「田んぼダム出前講座」が開催されました。
「田んぼダム」とは,田んぼが持っている水を貯める機能を利用し,田んぼから排水路に水を落とすための落水桝に,元々の落水口より小さい口径の堰板(調整板)を設置することで,大雨の際に田んぼからの排出量を抑制し,農地や市街地の洪水被害を軽減する取組みです。
当日は,全校児童60人を対象として,2校時から4校時まで2学年毎に出前講座を行いました。
講座の前半には,宮城県農村振興課の担当者より,田んぼダムの仕組みや効果について説明が行われた後,模型を使用して田んぼダムの実験を行いました。児童たちは,田んぼダムを実施した場合としていない場合で,市街地に水が浸入するスピードの違いを,実際に体感しながら楽しく学んでいました。
後半は,大和町農林振興課の担当者の指導の下,堰板の絵付け体験が行われ,児童たちは思い思いの絵を描いていました。今後,この堰板は,大和町内の田んぼに設置されます。
児童たちは,今回の「田んぼダム出前講座」を通して,田んぼがお米を作るだけでなく,地域を水害から守る役割を持っていることについて,理解を深めていました。
▲田んぼダムについて説明を受けます
▲実際に水を使用した模型実験で田んぼダムの効果について勉強しました
▲模型実験の様子や田んぼダムについては以下,農村振興課のHPに掲載しております
→仕組み丸わかり!模型で実験「田んぼダム~普段か田んぼ,時々田んぼダム」
▲1人1枚堰板に絵付けしました
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