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令和6年2月15日に、古川農業試験場において、宮城県米づくり推進本部主催「第2回良質米づくり研修会」が開催され、農業者および農業関係機関から約150名が参加しました。技術研修会では、令和5年産水稲の作柄解析と令和6年産の対策等について行い、現地視察研修会では、水稲乾田直播栽培の早春播種作業を行いました。
宮城県では、水稲直播栽培を省力低コスト技術と位置づけ、宮城県米づくり推進事項の基本方針の一つとして普及推進を図っています。古川農業試験場では、水稲直播栽培の面積拡大および春作業の作業分散技術として、慣行栽培よりも早く2~3月に播種作業を行う早春播種に取り組んでいます(詳細は令和4年度研究トピックスを参照)。
現地視察研修会では、早春播種試験における播種作業を各農業機械メーカ((株)ヰセキ東北、クボタアグリサービス(株)、ニプロ松山(株)、ヤンマーアグリジャパン(株))の協力により実演しました。使用した播種機は4台で、宮城県内で最も普及している播種機ドリルシーダー3台と、複数の作業を1台で実施できるスリップローラーシーダー1台を、12.5a(長辺125m×短辺10m)ずつ実施しました。
参加者からは、ほ場における播種作業を複数の播種機での実演を比較検討することができ、各機械の特徴がわかり、参考になった等の感想が寄せられました。今後も水稲乾田直播栽培の普及推進につながるよう、試験成果を「普及に移す技術」、現地視察および成績検討会等を通じて取り組んでまいります。
古川農業試験場
技術研修
作業に用いた播種機
播種作業の実演
播種作業後のほ場確認
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