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近年、キク類では夏季から秋季の高温による開花遅延や生育不良が発生し、8月盆や9月彼岸の需要期安定出荷が困難となっています。このため、宮城県では高温耐性があり赤色LED暗期中断で開花調節効果が高いキク類品種の選定と、需要期開花に適する条件について研究を行っております。今年度は、丸森町に現地実証ほ場を設置し、令和5年7月27日に現地検討会を開催しました。
栽培研修では、はじめに、「みやぎ環境税」を活用した各試験研究の紹介や実証ほ場の設置の状況等を説明し、夏秋ギクの露地電照栽培の説明及び露地電照栽培に適する夏秋ギク品種等を紹介しました。
当日は35℃を超える猛暑日でしたが、現地実証ほ場でキクの栽培状況や電照設備の見学、実証ほ生産者の舩山氏より省力化機械の紹介をしていただき、有意義な現地検討会となりました。
農業・園芸総合研究所企画調整部
写真1 栽培研修の様子
写真2 現地検討の様子
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