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新しい基幹種雄牛「絵里波(えりなみ)」号について(PDF:405KB)
優れた宮城県産の種雄牛を造成し、宮城県産牛の市場価値の向上や地域の肉用牛の改良を推進することを目的として、肉用牛集団育種推進事業により和牛能力検定を行っています。近年では、本事業により生産された「茂福久」号などの産子が子牛市場において、高い評価を得ています。
「絵里波」号は、父に「洋糸波」号、母方祖父に「百合茂」号、母方曾祖父に「安福久」号を持つ、茂金系、気高系、田尻系からなる血統で、「洋糸波」号の初の後継牛です。
「絵里波」号は、和牛産肉能力検定の結果から、枝肉重量502kgは全国平均を超え、しもふりの度合いを示すBMS No.は9.4と父を超える優れた結果であり、また、ロース芯面積の育種価(遺伝能力)は歴代2位を、おいしさの一つとされるオレイン酸の育種価は歴代3位を記録し優秀な成績となりました。子牛の発育も良く、優れた増体量とともに、優れた肉質が期待でき本県の肉用牛の改良と「仙台牛」のブランド力の向上に大きく貢献できるものと期待しています。
「絵里波」号
産子の枝肉
去勢(月齢29.7)
格付 A5 枝肉重量536kg
BMS No.10 ロース芯面積74cm
「洋糸波」号の娘牛との交配は近交係数が14%を超え高くなるため避けること。また、「茂洋」号及び「百合茂」号の娘牛への交配も近交係数が比較的高くなる(約8%)ことから注意が必要です。
宮城県畜産試験場 酪農肉牛部 肉牛チーム
TEL:0229-72-3101
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