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令和6年3月1日、宮城県養豚研究会(事務局:宮城県畜産試験場)主催による令和5年度第2回研究集会をグランド平成(大崎市古川)にて開催しました。
今回の研究集会では、「イムノバイオティクスとしての乳酸菌の活用法」をテーマに、2名の講師よりご講演をいただきました。
まず、東北大学大学院農学研究科の北澤春樹教授から、豚におけるイムノバイオティクスの有用性についてご紹介いただきました。宮城県が全国の4割以上の生産量を占める「ワカメ」の茎とともに乳酸菌を給与することで、乳酸菌が胃酸や胆汁酸から保護され、腸まで届けられることが確認され、未利用資源であるワカメ廃棄部を活用した宮城県発のイムノバイオティクス研究を宮城大学と共同で実施しているとのお話でした。
次に、宮城大学食産業学群生物生産学類の須田義人教授から、生産現場におけるイムノバイオティクス発酵飼料の給与事例についてご紹介いただきました。乳酸菌により発酵させた“おから”を給与することによる、疾病や増体といった健康性、ロース芯断面積や上物率といった産肉性、肉の物性やうま味物質の量といった食味における効果について解説いただき、高品質な豚肉生産が期待できるとのお話でした。
畜産試験場種豚家きん部
研修会の様子
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