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優れた宮城県産の種雄牛を造成し、宮城県産牛の市場性の向上や、地域の肉用牛の改良を推進することを目的として、肉用牛集団育事業による和牛能力検定をしています。近年では、同事業により生産された「茂福久」号や「安百合幸」号の産子が子牛市場において、高い評価を得ています。
「昭光茂」号は、父に「好平茂」号、母方祖父に「百合茂」号、母方曾祖父に「福之国」号を持つ、茂金系、気高系からなる血統です。
「昭光茂」号は、和牛産肉能力検定の結果から、枝肉重量が本県の歴代最高を記録し肉質等級で上物率100%、脂肪交雑も優秀で、産肉能力に優れた種雄牛です。
子牛の発育も良く、優れた増体量および枝肉重量とともに、優れた肉質が期待でき本県の肉用牛の改良と「仙台牛」のブランド力の向上に大きく貢献できるものと期待しています。
写真1:「昭光茂」号 写真2:産子の枝肉
「好平茂」号の娘牛との交配は近交係数が14%を超え高くなるため避けること。また、「百合茂」号及び「平茂勝」号の娘牛への交配も近交係数が高くなることから注意が必要です。また、本牛が大柄であることから、その産子も生体重が大きくなる可能性があることから、未経産牛や骨格の小さい繁殖牛への交配には注意が必要です。
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