トップページ > 組織から探す > 農政部 > 農業・園芸総合研究所 > 研究PRパンフレット・研究トピックス > 研究トピックス(R4)/新しい基幹種雄牛「昭光茂」号について

掲載日:2023年4月11日

ここから本文です。

研究トピックス(R4)/新しい基幹種雄牛「昭光茂」号について

宮城県畜産試験場酪農肉牛部

優れた宮城県産の種雄牛を造成し、宮城県産牛の市場性の向上や、地域の肉用牛の改良を推進することを目的として、肉用牛集団育事業による和牛能力検定をしています。近年では、同事業により生産された「茂福久」号や「安百合幸」号の産子が子牛市場において、高い評価を得ています。

 

研究成果

「昭光茂」号は、父に「好平茂」号、母方祖父に「百合茂」号、母方曾祖父に「福之国」号を持つ、茂金系、気高系からなる血統です。

「昭光茂」号は、和牛産肉能力検定の結果から、枝肉重量が本県の歴代最高を記録し肉質等級で上物率100%、脂肪交雑も優秀で、産肉能力に優れた種雄牛です。

子牛の発育も良く、優れた増体量および枝肉重量とともに、優れた肉質が期待でき本県の肉用牛の改良と「仙台牛」のブランド力の向上に大きく貢献できるものと期待しています。

写真1「昭光茂」号      写真2産子の枝肉

                    写真1:「昭光茂」号                                                         写真2:産子の枝肉

 

利活用の留意点

「好平茂」号の娘牛との交配は近交係数が14%を超え高くなるため避けること。また、「百合茂」号及び「平茂勝」号の娘牛への交配も近交係数が高くなることから注意が必要です。また、本牛が大柄であることから、その産子も生体重が大きくなる可能性があることから、未経産牛や骨格の小さい繁殖牛への交配には注意が必要です。

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

重要なお知らせ

こちらのページも読まれています

 

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は