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畜産経営の安定化のためには,自給飼料の増産が重要な課題となっています。畜産試験場では,場内で飼料作物の栽培試験を実施し、生育特性や生産性を調査して、県内における栽培に適した品種の選定を行っています。今回は、飼料用トウモロコシ5品種及びペレニアルライグラス1品種について、新しく奨励品種として選定されましたので紹介します。
○飼料用トウモロコシ
極早生標準品種の「ネオデント・エスパス95」と同等程度の収量性・耐病性を持っています。また同じRM帯の品種の中では登熟に要する期間が短く、比較的早期に収穫することが可能です。栽植本数は、8,000~9,000本/10aを目安としてください。
早中生標準品種の「パイオニア118日」と比較して優れた赤カビ耐性・同等程度の収量性を持っています。栽植本数は、7,000本/10aを目安としてください。
早中生標準品種の「パイオニア118日」と比較して同等程度の収量性・耐病性を持っています。栽植本数は、7,000~7,500本本/10aを目安としてください。
中生標準品種の「スノーデント125T」と比較して優れた収量性・同等程度の耐病性を持っています。栽植本数は、6,800~7,200本/10aを目安としてください。
中生標準品種の「スノーデント125T」と比較して優れた収量性および赤カビ耐性を持っています。栽植本数は、6,000~6,500本/10aを目安としてください。
○ペレニアルライグラス「夏ごしペレ」
高越夏性ペレニアルライグラス品種「夏ごしペレ」は。夏枯れ耐性(越夏性)に劣るペレニアルライグラスでありながら標準品種の「フレンド」と比較して高い越夏性を有しており、草地の永続性に優れます。栽培する時は、「夏ごしペレ栽培マニュアル(発行:農研機構・東北農業研究センター)」を参考とし、播種量は10aあたり3kg程度としてください。また採草利用する場合は、耐倒伏性に劣るため、1番草を穂ばらみ期に収穫してください。
栽培管理については、「牧草・飼料作物(県奨励品種)栽培の手引き」を基本として下さい。
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