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令和6年7月25日、宮城県養豚研究会(事務局:宮城県畜産試験場)主催による令和6年度第1回研究集会を大崎市図書館研修室(大崎市古川)にて開催しました。
今回の研究集会では、飼料価格の上昇や環境対策など、生産コストを押し上げる要因が増加する養豚業において、自社と他社のデータを比較し経営を改善する手法である「ベンチマーキングシステム」について議論を深めることを目的として、2名の講師よりご講演いただきました。
まず最初に、有限会社アークベテリナリーサービスの武田浩輝氏から、主にベンチマーキングシステムの概要について、実際のデータをもとにご説明いただきました。日本の養豚業で用いられる母豚は多産系が主流となってきており、飼養管理手法も従来とは大きく変化してきていることから、収集したデータと情報に基づいた意思決定が重要とのことで、実際の農場でのコンサルティング事例とともにご紹介いただきました。
続いて、有限会社みずのの水野慎太郎氏から、ベンチマーキングシステムの活用実態と、その効果についてご紹介いただきました。ベンチマーキングシステムを用いて、具体的な目標を数字で示すことにより、管理獣医師や従業員とのコミュニケーションが促され、業務改善につながったとのことで、実際に活用されている資材などを写真とともにご紹介いただき、コストをかけて飼養環境を改善する手法と、コストを抑えつつも業務効率を改善する工夫について説明いただきました。
畜産試験場種豚家きん部
宮城県養豚研究会令和6年度第1回研究集会の様子
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