第三百四十五回宮城県議会提出議案知事説明要旨

平成26年1月16日

本日ここに第三百四十五回宮城県議会が開会され、提出議案を御審議いただくに当たり、その概要を御説明申し上げます。

年が改まり、あの東日本大震災から間もなく三年を迎えようとしております。この間、国内外の多数の皆様から御支援を賜り、復旧・復興への取組を重ねてまいりました。心温まる手を差し伸べてくださった皆様に、改めて心からの感謝を申し上げます。
沿岸部を中心に、今なお約十万もの方々が応急仮設住宅などでの不自由な暮らしを余儀なくされており、経済活動の基盤の回復についてもまだまだ課題を抱えた状況にありますが、こうした中におきましても、今年度末までに災害廃棄物の処理が完了する見込みとなるなど、復旧・復興への歩みは着実に進んできております。
そして今年は、昨年の選挙を通じて県民の皆様にお約束した私のマニフェスト実現に向けた実質的なスタートの年であるとともに、宮城県震災復興計画の再生期が始まる年でもあります。被災者の生活の再生に向けた施設の復旧や復興まちづくりに一層スピードを上げるとともに、創造的な復興に向け、将来を見据えた課題解決にも果敢にチャレンジしてまいりますので、議員各位の一層の御支援と御協力をお願い申し上げます。

今回御審議をお願いいたします提出議案は条例外議案十一件でありますが、議第一号議案は、気仙沼向洋高等学校建設用地に係る財産の取得について、議第二号議案は、石巻地区における災害廃棄物の処理に係る工事委託変更契約の締結について、議第三号議案ないし議第十号議案は、石巻市寄磯漁港、気仙沼市大谷地区海岸等の災害復旧工事及び仙台塩釜港石巻港区の防潮堤建設工事等に係る請負契約の締結について、議第十一号議案は、工事請負変更契約の締結について、それぞれ議会の議決を受けようとするものであります。

何とぞ、慎重に御審議を賜りまして可決されますようお願い申し上げます。