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宮城県は,平成22年度からアフリカ・マラウイ共和国にJICA青年海外協力隊員として宮城県職員の現職派遣を行っています。隊員活動と連携し,マラウイ共和国の灌漑技術向上を支援するため,JICA草の根技術協力事業を活用し,平成23年度から平成25年度まで灌漑技術者の育成を主とした活動(一期事業)を実施してきました。一期事業で見つけた新たな課題を解決し,得られた成果や技術をより多くの地域に普及・定着させるために,今年度から平成28年度までの3年間を二期事業とし,マラウイ共和国の更なる灌漑技術の向上を目指して活動を実施しています。
この事業の一環として,平成26年7月23日から8月8日までの約3週間,マラウイ共和国リロングウェ管区灌漑事務所,デッザ県及びンチェウ県灌漑事務所に所属する4名の灌漑技術者を研修員として宮城県に受け入れました。
今回の研修では,宮城県内のみならず,福島県と岩手県にも足を運びました。
県内の研修では,事業計画の進め方や測量,施設設計,施工管理等を実習したほか,土地改良区による農業用水管理や維持修繕についても学び,さらには青果・花卉などの市場調査に加え,日本の教育現場視察として県立宮城大学も訪問しました。
一方,福島県及び岩手県での研修では,農業水利施設の調査や昔ながらの自然素材を使った灌漑工法について学んでもらい,加えて被災3県での東日本大震災からの復旧状況についても研修員自らの目で確認してもらいました。
研修で習得した技術が,マラウイ共和国の灌漑施設の整備や管理に活かされることを期待します。
災害復旧状況調査
測量機器実習
ダム視察【岩手県】
伝統工法(粗朶沈床)実習【福島県】
農家訪問
教育現場視察
研修報告会
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