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宮城県では,JICA(国際協力機構)草の根技術協力事業の一環として,8月31日から9月9日にかけて,友好省である中国吉林省から6名の技術研修員を受け入れました。
平成17年度から3年間,JICA(国際協力機構)草の根技術協力事業を活用し「住民参加型かんがい管理支援事業」として,技術者の派遣と技術研修員の受入を行い,吉林省との技術協力を実施してきましたが,平成20年度からは第2期事業として「吉林省参加型灌漑管理組織強化プロジェクト」に取り組んでおり,今年が事業の最終年度となります。
第2期事業は,農民用水戸協会の会員(農家)の資質向上によって施設管理の効率化を図ろうとする吉林省の取り組みを支援するもので,研修制度や施設管理手法などをテーマとした吉林省内各地でのセミナー開催や,県内の関係機関訪問,施設見学などを実施しています。
今年の受入研修では,日本型参加型灌漑管理である土地改良区の仕組みについて学んでもらうため,県内の各土地改良区を訪問し,組織の運営状況や賦課金の徴収方法などについて説明すとともに,国営・県営かんがい排水事業の現場を視察しました。
草の根技術協力事業を活用した吉林省との技術交流は今年度で一旦終了しますが,宮城県と吉林省の友好交流は継続していますので,本プロジェクトで築かれた技術者同士のつながりは大切にしていきたいと考えています。
土地改良区の水管理センター視察
水土里ネットの概要と研修制度について講義
大堰頭首工視察
技術交流の成果とりまとめと意見交換
コンクリート製品工場の視察
研修終了式
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