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平成26年1月18日から31日までの14日間,宮城県からマラウイ共和国(以下,マラウイと表記)へ専門家4名を派遣しました。今回の派遣では,平成23年度から開始した草の根技術協力事業(1期)の最終モニタリング調査及びまもなく開始予定の2期事業(平成25年度から平成28年度)に係る調整を行いました。
マラウイは雨期の最中ではありましたが,予定どおり現場に行くことができ,灌漑施設及び農業大学等を視察し,農家の方々や学生と意見交換を行いました。また,マラウイの灌漑技術者,農業普及員約40名を対象に技術移転セミナーを開催し,宮城県側からは「2期事業の概要」,「日本の大学における灌漑技術者の育成」,「宮城県の灌漑技術者の業務」,「灌漑施設の維持管理に関する提案」と題し,講義を行いました。そしてマラウイ側からは昨年7月から8月に本県で実習を行った研修員から「宮城県での研修報告」について発表があり,それらをもとに活発な議論が交わされました。
最終モニタリング調査では,現地調査,マラウイ政府関係機関との聞き取り調査等を行い,1期事業が当初の計画に対して予定どおり実施されたことを確認しました。これから開始する2期事業についても,マラウイ側カウンターパートと合意し,覚書を取り交わしました。また,草の根活動に活用するため,宮城県からプロジェクター機器1台を供与しました。このプロジェクター機器は,農民のトレーニング,職員の研修会等に使用される予定です。
今回の短期専門家派遣は,1期事業の終了と2期事業の開始に係る調査や調整を行いましたが,マラウイ政府及びJICAをはじめ関係機関の多大なご協力をいただき,無事予定どおり終了することができました。
農民との意見交換 (Salima)
技術移転セミナー (Dedza)
灌漑施設の視察 (Bwanje Valley, Dedza)
農業大学訪問 (Natural Resources College, Lilongwe)
水開発・灌漑省表敬訪問 (Lilongwe)
プロジェクター機器供与 (Lilongwe)
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