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県では平成17年度から3ヶ年計画で実施しているJICA(国際協力機構)草の根技術協力事業による住民参加型かんがい管理支援事業の専門技術者4名を,平成19年7月9日から19日に掛けて,友好省である中国吉林省に派遣しました。
吉林省は,面積が日本の約半分で人口が27百万人,耕地面積405万haで,トウモロコシ,大豆と水稲などの農作物が生産されていますが,あまり生産性は高くありません。そのうち約20万ha作付けされている水稲は,降水量がとても少ないことと灌漑効率が悪く,農家の施設管理体制も不十分なことから国際的な技術協力を受けているのです。
宮城県は,このような状況にある吉林省の窮状に協力するため,日本の土地改良区制度をモデルとした「住民参加型かんがい管理支援事業」により,本県専門技術者による現地指導と吉林省水利技術者受入研修を実施しています。7月の専門技術者派遣では,参加型かんがい管理現地セミナーを開催し,灌漑管理と用排水機場の管理技術の現地指導をしたほか,中央政府水利部やJICA中国事務所に本事業の評価報告を行っています。9月には水利技術者6名の受入研修を予定しています。
セミナーで日本式研修制度講演
縦軸ポンプの保安管理を指導
機場スクリーンの設置角度を指導
吉林市の農家で意見交換
中国政府水利部正門前
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