みやスマ通信VOL.15

「みやぎスマイルロード・プログラム」声の交差点　VOL.15

平成19年12月宮城県土木部道路課発行

今年は初雪も早く、度々の降雪に冬の到来を実感する頃です。
さて、スマイルサポーターのみなさんも冬から春への植栽植え替え、そして、除雪作業の準備を進められている頃ではないでしょうか。今号では、10月に新規認定されたイオン株式会社ジャスコ利府店さんの紹介をはじめ11月に実施した安全講習会やアダプト・プログラム・シンポジウム2007の記事をお届けします。

イオン株式会社ジャスコ利府店さんの認定式は、サポーターのみなさんと地元仙台東土木事務所職員の出席のもと10月18日に挙行されました。

今回認定された株式会社ジャスコ利府店さんは、ジャスコの店員さん517名と専門店街の方々からなるサポーターのみなさんが、店舗に隣接する県道仙台松島線と利府停車場総合運動公園線の延長2,100mにおいて清掃に取り組まれています。サポーターとして初めて活動された後には人目につきにくい箇所にゴミが多く捨てられていたとの声が聞かれました。
※当日の活動については11月27日付け河北新報朝刊で紹介されました。

イオン各店では、毎月11日のイオンデーに社員のボランティア活動として店舗周辺の道路、公園、河川敷、駅前など公共施設・用地の清掃、空缶回収活動を展開されており、その活動を、さらに充実させながらスマイルサポーター活動に取り組まれるものです。
サポーター活動も単なる清掃活動ではなく「心のクリーン」すなわち自ら進んで行う社会奉仕活動と意義づけられており、500名を超える多くのサポーターのみなさんが、毎月の活動を通じて道路を身近に感じてもらえることと思います。

さらには、その思いが来店客や家族の方々に伝わり、スマイルサポーター制度への関心と理解が深まりサポーターの輪が一層大きな輪になることが期待されます。
※イオン株式会社関連では、今号で紹介したジャスコ利府店の他に「イオンスーパーセンター石巻東店」「イオン石巻ショッピングセンター」「イオンスーパーセンター佐沼店」がサポーター活動に取り組まれています。
最近の新規認定団体の傾向として、企業の社会貢献の一環としての取り組みからスマイルサポーターの登録が増えています。

アダプト・プログラム・シンポジウム2007「大蓮寺住職　秋田光彦氏講演から」

今年は大蓮寺住職（大阪府）で、劇場や会議室を備えて市民の集いの場として市民の学びの場となっている慶典院を拠点に大学や行政、企業、NPOとの地域協働を展開している秋田光彦氏さんが「地域共生のまちづくり～「人」と「場」をつなぐ、元気なお寺」と題した基調講演をメインにアダプト・プログラム・シンポジウム2007が開催されました。

秋田氏は講演の中で、協働とは、社会をよくするために立場の異なる者同士が目的（参加者がともに共有する）を達成するために公益的・非営利的な活動と捉え、スマイルサポーター等のアダプト活動も非営利で街全体の合意形成を図るもの、さらには、点（個々人がバラバラで）でいくら頑張っても街はよくならないので、点から面へのネットワーク化が大切であることなどをご自分の経験から話されていました。
また、地域の人たちだけでは地域の魅力に気づきにくいので、企業や行政等との協働が多様な価値観や繋がりをもたらし地域づくりの鍵となること、行政ではなく地域がリーダーシップをとることの大切さも指摘されていました。
講演にあった協働の基本姿勢は、これからのスマイルサポーター制度が着実に地域に定着し、単に道路環境の美化等にとどまらず地域づくりに繋がるための示唆を与えてくださるものでした。

サポーター活動をより安全に、そして笑顔で「今年度2回目の講習会」

各土木事務所、道路課においても活動に有効な情報や交流機会の提供を通じて各種支援を展開していますが、11月10日に栗原市一迫真坂地区の県道栗駒岩出山線において活動時の安全確保を目指した安全作業講習会を開催しました。
当日は、地元の荒町会のほか栗原管内のサポーターの参加を得て行いました。当日は仙台高等技術専門校から提供いただいた葉ボタンを400株植栽しました。これからの時期、寒さの中で葉ボタンの彩りはホットしますね。他管内においても講習会を実施していきたいと考えています。各サポーターのみなさんも作業時の安全を心がけてください。