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みやスマ通信VOL.4

「みやぎスマイルロード・プログラム」声の交差点

平成16年12月宮城県土木部道路管理課発行 VOL.4

スマイルサポーターのみなさん,こんにちは!

みなさんいかがお過ごしでしょうか。スミレです。
色とりどりに色づいた葉が落ち葉に変わり,もう冬。寒くなりますが元気に過ごしましょう!
今回は,迫土木事務所管内で活動するサポーターさんをご紹介します。
また,アドプトプログラムの最近の流れについてご紹介したいと思います。

アドプトプログラムって・・・

アメリカで生まれて世界に紹介されたので,英語名が一般的になっています。公共施設を近隣に住む人やその施設に縁の深い人が養子縁組(=アドプト)し,我が子として慈しむような気持ちで美化活動を行う制度です。日本では1998年度から導入が始まり,急速に普及が進んで,2004年10月現在では約170の自治体などが採用し,参加団体は約6千にもなるそうです((社)食品容器環境美化協会調べ)。具体的な名称はさまざまですが,全国のあちこちで実施されています。身近な環境を自分たちでよくしていきたい,自分の地域は自分たちの手でつくりたい,という想いが高まる時流にもマッチして,これからますます普及するシステムとされています。

11月24日付け河北新報では,草刈りの代わりに河川敷で羊を飼っている町内会のユニークな例が紹介されました。全国の小中学校でも取り入れられ,たとえば小学校の社会学習の一環としてアドプトプログラムに参加し,清掃に取り組むと同時に環境美化を呼び掛ける児童の手作りポスターを公共スペースに掲示する例もあります。次代を担う世代に,地域づくりや環境保全活動に取り組む大切さに気付いてもらうよいきっかけになると報告されています。宮城県内でも,5つの小中学校が活動しています。また,裏面で紹介している豊里町の「花むすび夢むすび」は,中学校と町内会が一緒に活動する新たな取り組みの形といえそうです。

他に,緑化活動の内容を,苗作りと植え付けに分け,企業・学校や地域の人々で分業している例もあります。お互いの資金や時間等の不足を補い合う試みです。アイディア次第で,いろんな形が生み出されそうですね。アドプトプログラムは,進化するプログラムなのです!

宮城県内の状況は?

みやぎスマイルロード・プログラムは,平成14年度から本格実施され,スマイルサポーターの数は,14年度末に25,15年度末に61,16年10月末現在で72と,着実な広がりをみせています。参加人数は4,600人を超えました。活動延長は75km!こんなに長い道路が,地域の人々の手できれいに保たれているって,宮城県の誇りですよね。活動内容は,約9割が清掃,約7割が緑化,約1割が除雪などで,他に植栽の水やりや,害虫駆除をしている方々もいます。
県内では道路を対象に始まったこのプログラムも,現在は,河川,公園,港へと活動の場が広がり,自分の地域は自分の手できれいにしようという人々の新しい潮流が県内全域に広がっているのです。

緑化活動をしているみなさまへ

冬期間に入り,緑化活動をする方の中には,しばらくの間,活動休止の方もいらっしゃると思います。この間に,来年の緑化に向けた情報交換をしませんか?そこで,次回のみやスマ通信では,緑化に関する情報を募集します。苦労話,工夫して成功した話,なんでも結構です。いろんな情報を集めたいので,ぜひ,ご協力お願いします。

編集後記

すでに書きましたが,アドプトプログラムが11月24日付けの河北新報で紹介されました。確かに全国的に普及しつつあるシステムではあるものの,まだまだ一般には耳慣れない言葉です。アメリカ生まれの新しいシステムなので英語名が一般的ですが,宮城県では更に参加しやすい仕組みを考え,「みやぎ方式」を進化させていきたいと思っています。みなさまのご意見をお待ちしております。
10月に東京でアドプトシンポジウムがあり,世界的登山家であり,エベレストや富士山などの清掃登山を精力的に進める野口健さんが講演しました。「ごみの少ない山を持つ国はまちも美しい」だそうです。含蓄深い言葉ですね。

お問い合わせ先

道路課路政班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-3152

ファックス番号:022-211-3198

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