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みやスマ通信VOL.12

「みやぎスマイルロード・プログラム」声の交差点

平成19年4月 宮城県土木部道路課発行 vol.12

サポーターのみなさんお元気でしょうか。
今年も桜の便りが聞かれるようになりました。
今号では道路事業功労者表彰を受賞された天平花の会の活動紹介、平成18年度の各種表彰受賞状況のお知らせ、全国のアダプト活動推進を目指して開催されたアダプト・プログラムシンポジウム2006の報告などを特集します。
昨年度も新たなサポーターの認定がなされて3月末には124団体に達しました。そして、昨年度は各方面からの表彰が相次いだ年度でもありました。今年度もサポーターの輪が広がり、活動をより多くの人に知ってもらえるようにしていきたいと思います。

サポーター訪問「天平花の会」

今回も前号に引き続き社団法人日本道路協会から道路事業功労者として表彰を受けたサポーターのみなさんをご紹介します。
「天平花の会」のみなさんは涌谷町の温泉施設天平の湯周辺の国道346号の600mに渡って清掃と植栽に取り組まれています。
清掃・緑化活動の始まりは、町内外から多くの来訪者を数える天平の湯や天平ロマン館、奥州三観音としても知られる箟峯寺など町の観光施設が沿線に点在する道路の清掃や美化を通じて訪れる方々にとって心地よい空間を創造したい思いからとのことです。
右と下の写真は天平花の会のみなさんが丹精された黄金色のコスモスが咲き誇る様子です。
これから桜の季節です。涌谷町にお出かけの際は、天平花の会の活動を思い起こしてください。

やりがい 喜び 苦労ばなし

大崎土木事務所管内のサポーターのみなさんとの意見交換会において、天平花の会さんからは活動上の苦労や感想について次のようなお話がありました。
活動年数を重ねる中で、路上のゴミは大分減ってきたとのことでした。さらに、活動エリアに隣接する涌谷高校の生徒さんも路上の清掃に取り組まれるなど波及効果も認められるとのことでした。
また、活動上の苦労としては、縁石付近の除草や花期後の処理が大変とのことでした。
来年度はさらに力を入れた活動を展開してきたいとの力強い抱負も披露されました。
天平花の会の皆さん受賞おめでとうございました。これからも地域を訪れる方々に心地よい癒しの空間づくりに頑張ってください。
※以上は意見交換会をもとに道路課においてまとめたものです。

天平花の会活動箇所の様子

受賞されたみなさん おめでとうございます!「多方面から高く評価されたサポーター活動」

平成18年度は、サポーターの皆さんが各方面から表彰された年でもありました。サポーターの皆さんの日ごろの取組が評価された結果であり、これを契機としてサポーター制度を知ってもらい、関心から参加へとつなげていきたいと思います。
なお、地元市町村や各種団体から表彰等受けられた場合には最寄りの土木事務所までお知らせください。

宮城県道路協会から表彰

  • 遠刈田温泉蔵王通り振興協同組合(蔵王町)
  • 上街道フラワーアベニュー(東松島市)
  • 天平花の会(涌谷町)

社団法人日本道路協会から表彰

  • 遠刈田温泉蔵王通り振興協同組合(蔵王町)
  • 上街道フラワーアベニュー(東松島市)
  • 天平花の会(涌谷町)

「住みよいみやぎづくり功労賞」宮城県知事表彰

  • 遠刈田温泉蔵王通り振興協同組合(蔵王町)
  • 大代南区町内会(多賀城市)
  • 多賀城環境美化実践研究会(多賀城市)
  • 大須灯火会(石巻市)

利府町長から「環境活動功労者感謝状」

  • 木を育て隊(利府町)

※以上の受賞状況は県道路課把握分です。

アダプト・プログラム シンポジウム2006(環境ジャーナリスト 村田氏基調講演から)

社団法人食品容器環境美化協会主催のアダプト・プログラムシンポジウム2006が昨年11月に東京都内で開催され、環境ジャーナリスト村田佳寿子さんの基調講演のほか全国の先進事例の紹介がなされました。

村田氏の基調講演は、ご自身が副市長として新潟県上越市で展開したアダプトプログラム(地球環境パトローラー)の経験をもとにしたもので、アダプト活動を継続的に発展させ、一層普及させていくためにサポーターや行政が持つべき視点を示した内容で、私たちに多くの示唆を与える内容でしたので以下ご紹介します。

村田氏は講演の中で、道路清掃などのアダプト活動の背景には、「県や国が作った道路だという意識ではなく、自分たちが住んでいる、自分たちが歩く、自分たちが車で通る道路であるという意識」が重要だと話されました。また、そのような意識にプラスして「お金の問題ではなく、人としての喜び、人間としての誇りだという意識」に根ざした取組でない限りは続かないとも指摘されました。

上越市の地球環境パトローラーの例では、自分たちが住んでいるところがきれいになるのは気持がいいものであり、その行為の中に地球環境という視点を入れれば、「我々のやっていることは決してちいさいことではない。空き缶1つ拾うことが巡り巡って地球全体を良くすることにつながる。自分は地球に貢献した」という大きな喜びが得られ、もっとりたいという意欲に繋がったとのことです。

さらに、行政職員に対しては「地域に暮らす市民であるとの意識」を持ち、楽しくやるためにはどうしたらいいかと発想すること、そして、地域の実情(気風・風土・文化・歴史など)に考慮して地域にあったアダプトプログラムに取り組むことが大切だと話されました。

村田さんの講演を参考に、アダプト活動を通じてサポーターのみなさんが「喜び」や「誇り」を実感してもらえるように県としても知恵をめぐらし、ハード・ソフト両面から積極的に具体化していきたいと思いますので、どうぞご意見などお寄せください。

編集後記

昨年度も各土木事務所での意見交換会を開催し、サポーター各位の様々な思い、要望、諸課題をお聞かせいただきました。次号ではそうした意見を踏まえ、役に立つ情報の提供もしていきたいと考えています。

春は種まき、苗作りの時期であると共に、早朝の清掃活動も本格化する時期です。どうぞ、安全な活動に留意されて「地域の宝」としてのサポート活動が展開されることを念じています。

なお、平成18年度の実績報告および平成19年度の事業計画の提出についてもよろしくお願いします。提出についてご不明な点などは最寄りの土木事務所行政班にお問い合わせください。

お問い合わせ先

道路課路政班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-3152

ファックス番号:022-211-3198

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