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スマイルロード・プログラムのイメージキャラクターのスミレです。
私の名前「スミレ」からもお分かりになると思いますが、春が大好きです。
新しい年度のはじまり、新しい草木の芽吹きの時期、誰もが心浮き立つ季節ではないでしょうか。
今回の「みやスマ通信」では、「認定サポーターが100団体突破」といううれしいお知らせを特集しました。制度の立ち上げから4年を経て1つの節目を迎えました。
この100団体認定突破は1つの節目であり、サポーターの輪を一層広げていきたいと思います。
なお、平成18年3月末には認定数が110団体に達しました。
「みやぎスマイルロード・プログラム」は、平成13年12月にそれまで清掃活動に取り組んでこられた3団体により試行的に始まりました。平成14年度からは本格的に一般公募を開始し、以来4年を経て、この3月には100を超えるサポーターの皆様方が活動されるまでその輪が広がりました。
制度を立ち上げた当時はあまり耳慣れなかった「アドプトプログラム」でありました。しかし、自分たちの暮らしを豊かにし、そして、魅力ある地域づくりを志す取り組みが注目される中で、スマイルロード・プログラムへの関心と期待も高まってきたと言えます。
こうした関心や期待に応えるかたちで、サポーターの皆様方の熱心な活動とその成果が共鳴を呼ぶこととなり、新たなサポーターの登録、そして、活動という大きな流れにつながったものであり、皆様方の日頃の活動に感謝するとともに敬意を表するものであります。
さて、土木行政におきましても、事業の計画段階から施設完成後の維持管理の各段階において行政と地域の方々など地元との対話や協力を念頭におきながら施策や事業の展開を進めております。こうした考え方のもとで、スマイルロード・プログラムの展開に際してもサポーターの皆様方との意見交換会を地域ごとに開催いたしました。
その席での意見の中には、サポーター活動を一層普及させるためには広報がまだまだ必要であること、大きな成果のためには、私ども行政と地域が情報を共有していくことが不可欠であること、また、サポーター各位の貴重な時間や経費面での負担のもとで美しい道路環境が保たれていること、そして、ただ道路の美化・環境維持にとどまることなく地域の和を醸成し、心と心を繋ぎ人の輪を形成する契機としてサポーター活動が果たす大きな意義を痛感したところです。
最後に担当部局といたしまして、スマイルロード・プログラムのこれからの展開を考えますと、サポーターの皆様方の声を踏まえ、活動しやすい環境や条件整備にできることは何かを真摯に考え、取り組み、スマイルロードの和を広げて参りたいと考えております。
どうぞ、皆様の一層のご協力をお願いするとともに、サポーターの皆様方の活動が地域づくりに大きく寄与することを祈念いたします。
白石市 |
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角田市 |
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大河原町 |
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村田町 |
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柴田町 |
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川崎町 |
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蔵王町 |
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丸森町 |
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栗原市 |
築館地区
若柳地区
栗駒地区
高清水地区
一迫地区
瀬峰地区
鶯沢地区
金成地区
花山村
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名取市 |
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岩沼市 |
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亘理町 | 特定非営利法人 いきいき亘理 |
大和町 | 花咲里会 |
登米市 |
迫地区
登米地区
東和地区
中田地区
豊里地区
米山地区
石越地区
南方地区
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多賀城市 |
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松島町 |
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利府町 |
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大郷町 |
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石巻市 |
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大崎市 |
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加美町 |
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涌谷町 |
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東松島市 |
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気仙沼市 |
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南三陸町 |
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101番目と102番目となるスマイルサポーターへの認定書交付式が3月24日に角田市役所において開催されました。
舘島田ゆうらく会は会員31名で、地域活性化を目指して農産物直売施設の運営や道路美化に取り組んできた実績があり、楽しみ遊びながらの活動をモットーに良好な道路環境づくりに目指しています。また、道路以外にも河川のアダプト制度である「みやぎスマイルリバー・プログラムの活動にも取り組まれます。
清掃作業
環境を守る会のみなさんは、3路線で合計5,100mにも及ぶ延長で清掃活動に取り組まれます。この延長は全サポーターの中で2番目に長いものとなります。
認定書交付後の歓談の席において、両サポーターが描く将来の夢などのお話がありました。舘島田ゆうらく会さんからは活動区間にヒガンバナを植栽し、他地域からも見物に来てもらえるような規模にしていきたいと抱負が語られました。また、佐藤建設環境を守る会さんからは、地域の道路など基盤整備に取り組んできたが、道路の清掃等を通じて地域に貢献していきたいとの抱負が語られました。
各土木事務所単位でサポーターの皆さんとの意見交換会が開催されました。その際にお聞きした意見の中には会場を問わず各地域で共通して聞かれたものもありました。そうした内容は次のような項目ですが、サポート活動が円滑に、そして、より充実したものとなるように、県として可能な対応策を検討していきたいと考えています。
活動団体が最も多い分野となっている清掃については、活動の継続によりきれいな環境が維持されるようになったことでゴミのポイ捨てができない環境(抑止効果)が形成され、結果的に活動で拾うゴミの量が減ったという成果の紹介もありました。一方、マナーがなかなか改善されない現状に対する問題も提起され、啓発用の看板を設置しても必ずしも効果が期待しがたい状況から対応策を求める意見も聞かれました。
こうした問題を解消し、拾っても拾ってもなくならないゴミと道路にポイ捨てする意識の一掃のためには、スマイルサポーターの制度や活動をより多くの人が知ってもらうことを通じて「捨てる」から「拾う」視点や立場に立って道路上のごみを見つめてもらうことが有効ではないかとの声がありました。さらには、サポーターの活動を見て関心を持ち、ともに活動を検討し始めた子供たちや学校の事例紹介もありました。「心に訴える」「共感の和を広げる」という地道な取り組みではありますが、問題の根本的解決には「急がば回れ」という格言のとおりかもしれません。
多くの団体で「種や苗代の調達」に苦労しているとの意見がありました。地元市町村もさまざまな助成や支援措置を講じているようですが、さらに美しく、さらに個性的な植栽に、さらに規模拡大をなど目指す中で直面する課題のようでもあります。そうした課題解決に果敢に挑んでいる事例報告もありました。
道路を彩った花から種を採取したり挿し木をして苗木を増やす取り組みの紹介もありました。挿し木によりアジサイを200株も準備した取り組みや水仙など球根で増やす取り組みの紹介もありました。その苗が成長し、きれいな花を咲かせた素晴らしい眺めが連想されます。サポーターの方々が一手間かけ、汗を流して道路の緑化に取り組んでいる姿勢に脱帽する次第です。
また、活動の主旨と実績をもとにスポンサーを募り、その募金で苗や種を調達している取り組みの紹介もありました。こうした取り組みが可能となる下地には、着実な、そして、地域に貢献するサポーターの姿勢が認知された結果があると思います。
意見交換回の際に活動中の事故等に対する保険内容についてお問い合わせが多くありました。
内容については以下のとおりです。
「みやぎスマイルロード・プログラムに関する覚書」に定めた清掃活動等の作業中におけるけがを対象としています。
※免責金額は設定されていません。
充実したサポート活動のためにも作業中の安全に十分に注意してください。スミレからのお願いです。
今回のみやスマ通信はいつもの2倍の頁数でお送りしました。
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