漆沢ダム見学会（平成30年度）

漆沢ダム見学会を実施しました！

本所においては,漆沢ダムの役割を広く県民の方々に理解していただくために,「漆沢ダム見学会」を実施しています。平成30年度の実施状況は3月8日現在で大崎・栗原地域の小学校、公民館等を中心に17団体473名となっています。見学会においては,見学者の希望にそって,鳴瀬川の概要及び漆沢ダムの役割についての説明の外,ダム操作室・ダム堤体・取水設備,放流設備等を見学していただいています。

特に今年度は漆沢ダムの「異常洪水時防災操作」関係の説明及び洪水調節を行うゲート等の施設の見学に時間をかけて実施しています。

写真や映像と違い,実際にダムを見学することにより,ダムの役割及や防災についての理解が深まった旨の感想を,多くの参加者よりいただいています。

（1）参加した小学生からの感想

• 漆沢ダムは東日本大震災でもこわれなかったことに驚いた。
• 自分たちが使っている水がこんな山奥から送られていることに驚いた。
• ダムの大きさやたまる水の量を知った。
• ダムは水をためたり,あふれないように流したりしていることを知った。
• ダムでためた水を浄水場に送っていることを知った。
• 飲み水と違ってダムの水は濁っていることがわかった。
• 鉄の大きな扉(ゲート)を見て驚いた。
• 雨の水がダムにたまり,あふれそうになった時に(クレスト)ゲートを開き,水を出すことを知った。
• 約200年に1回流れる水路（非常用洪水吐き）の大きさに驚いた。
• 鳴子ダムはコンクリートで出来ているが,漆沢ダムの堤体は石と粘土から出来ていることを知った。
• なぜ漆沢ダムは(コンクリートではなく)岩や粘土で作られた理由がわかった。
• ロックフィルダムの構造がわかった。
• ダムの真ん中に,「コア」という粘土があることに驚いた。
• ダムの外側は岩で出来ているが,真ん中に粘土を入れて水がしみ出さないように考えたのはすごいと思った。
• ダムの表面の岩（リップラップ）が手作業で工事されたことに驚いた。
• ダム湖の水の中に網が張ってあって,流れてくる木を止めていることを知った。
• ダム湖の中に船の通る場所(通船ゲート)があることを知った。
• ダムから水を流しているところが見られてとても良かった。

（2）ダム見学会実施事例

ダム展望台での概要説明（美里町北浦地区・第二水曜会）

ダム堤体の説明(大崎市立田尻小学校)

クレストゲートの説明（大崎市立岩出山小学校）

ダム操作室での説明

（3）平成30年度実施状況：17団体・473人参加

申し込み方法

「大崎地方のダム見学会」ページを参照の上,漆沢ダム管理事務所まで直接お申し込みください。