ここから本文です。
平成14年度から平成22年度までを計画期間とする宮城県健康増進計画「みやぎ21健康プラン」の中間時点での各目標の達成状況やこれまでの推進活動の状況や成果について分析を行い,今後の効果的な取組方策についての方向性を導き,施策の一層の推進を図るために実施した。
中間評価の実施に当たっては,平成17年4月に学識経験者,市町村,保健所職員8名からなる「みやぎ21健康プラン中間評価検討会」を設置し,検討を行った。
また,プランの各目標の中間達成状況を把握するため,平成17年6月に県民健康調査を実施し,平成12年の計画策定時のベースライン値と現時点での直近値を比較した。
プランの49の数値目標(指標)について,今回現況値を把握できた39指標を平成12年度のベースライン値と比較した結果,すでに目標値を上回ったのは1指標,改善したものが6指標(15.4%),改善傾向が12指標(30.8%),悪化傾向が13指標(33.3%),悪化したものが6指標(15.4%),判定不能(ベースライン値不明のため)が1指標であり,改善が見られたのはおよそ半数の指標であった。
平成12年度のベースライン値から5年間の数値の増減率で推移したと仮定して,平成22年度の目標達成見込みを評価すると,約6割の指標が平成22年度での目標達成は難しい状況となっている。
栄養・食生活,身体活動・運動,たばこ等の8分野について,それぞれの目標達成度やこれまでの推進活動について評価を行った。それにより,現状の課題と今後の取組の方向性を明確にし,取組を強化していくこととした。
今後は目標達成のために,各分野の取組を強化していくとともに,以下の対策を進めていくこととする。
平成18年度から重点取組分野となっている「脳卒中」及び「がん」についての関連項目,今後の目標達成がかなり難しいとされる項目など11項目を重点目標項目として選定し,目標達成のための取組を強化する。
プランの重点目標項目について,市町村や関係機関,団体,医療保険者等がそれぞれの取組を強化していき,目標達成に向け全県的に一体となった取組を進める。
職域保健での取組が促進されるよう,地域・職域連携推進のための協議会の設置,連携事業や保健指導スタッフの技術向上のための研修会等を行い,両者の社会資源の活用などを進めながら地域保健及び職域保健の推進体制の整備拡充を図る。
すべての市町村における健康増進計画の策定と計画推進についての支援を強化する。
平成18年度に県食育推進計画を策定し,家庭,保育所,学校,地域等で生涯を通じて健康づくりのための食育を推進する。
みやぎ21健康プランの中間評価報告書の内容をPDFファイルでご覧いただけます。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す