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宮城県民は全国と比べて食塩を多く摂っています。宮城県民の食塩摂取量は、令和4年県民健康・栄養調査結果では、男性11.2g、女性9.7gです。目標量まで男性ではあと約4g、女性であと約3gの減塩が必要です。
(出典:日本人の食事摂取基準2020年版)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
2019年の調査結果では、1位高血圧、2位喫煙、3位高血糖ですが、圧倒的に多いのは、高血圧と喫煙です。宮城県民に多い脳卒中や心臓病に限ると「高血圧」がダントツです。
(出典:令和4年版厚生労働白書 第4節 がんなどの生活習慣病(NCDs(非感染性疾患))、アレルギー疾患対策などの総合的かつ計画的な推進)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
カリウムにはナトリウムの尿中への排泄を促進し、血圧を低下させる働きがあります。カリウムは野菜、果物、いも類、豆類、海藻など多くの食べ物に含まれていますが、ほとんどの人が食塩を多く摂っているため、カリウムをたくさん摂ることが必要です。減塩にプラスして、カリウムが多く含まれる野菜を1日350g以上(野菜料理5品程度)を目標に食べることを心がけましょう。
※腎臓病や糖尿病などでカリウム制限がある方は医師の指示に従ってください。
小さじ1杯あたり、濃口しょうゆには食塩0.9g、赤色辛みそ(仙台みそなど)には0.8g、めんつゆ(3倍濃縮)に0.7g含まれています。1日の食塩摂取量は約7割が調味料からとっていますが、減塩調味料を使用すると無理せず減塩ができます。最近は、スーパーなどで減塩調味料や減塩食品の種類も増えていますので、買物の際に食品の栄養成分表示の「食塩相当量」を確認してみましょう。
(出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂))
1位カップめん、2位インスタントラーメン、3位以下が梅干しや漬物などです。カップめん1杯の食塩量は、汁を全部飲んだ場合、約5g~7gですが、これを超えるものもあります。その内訳は半分以上がスープで、約1g~2gが麺やかやくになります。めん類1杯で、1日の食塩摂取量の目標量を超えてしまうこともあるので、スープはなるべく全部飲まないことや食べる回数を減らすことをお勧めします。
「副流煙」は、「主流煙」よりもタール・ニコチン・一酸化炭素など身体に有害な成分の量が多く含まれることがわかっています。また、たばこの外箱に表示されているタール・ニコチン量やたばこの銘柄によっての変化はなく、副流煙の有害成分の含有量はほぼ一定の値であると明らかになっています。
(出典:喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書-65p)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
受動喫煙は、健康増進法で「人が他人の喫煙によりたばこから発生した煙にさらされること」と定義され、肺がん、虚血性心疾患および脳卒中との関連が十分にあるとされています。これらの病気によって、日本では年間約1万5千人が受動喫煙で死亡していると推計されています。
(出典:喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書-10.7.、329p、339p、49p)(外部サイトへリンク)
三次喫煙により、現に喫煙する人が近くにいなくても、部屋で過ごす時間が長い乳幼児などでは健康への影響が懸念されます。
(参考: 三次喫煙(サードハンド・スモーク) | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp))(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
喫煙者の割合は全国でワースト7位※1となり、喫煙者の多さは宮城県の健康課題です。さらに県全体と比較して大崎、栗原、石巻、登米地域は、たばこを習慣的に吸っている人が多い※2ことがわかります。大崎、石巻地域は女性の喫煙者も多い状況です。
(出典:※1第7回NDBオープンデータ、※2令和4年度版データからみたみやぎの健康-124p(別ウィンドウで開きます))
「学校・病院・児童福祉施設等・行政機関の庁舎等」では敷地内が禁煙となり、それ以外の事業所や工場等多数の人が利用する様々な施設では原則屋内禁煙となっています。
出典:政府広報オンライン「屋内は原則禁煙!受動喫煙防止のルールを守りましょう」(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201907/2.html(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます))
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