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当地域は,戦後の昭和23年,25年と連続して大洪水にみまわれ,昭和25年8月の熱帯低気圧の来襲による洪水は,アイオン台風時の出水とは比較にならないが,たまたまこの出水により若柳町南谷地の囲ぎょう堤が決壊し,濁流は250町歩の耕地におよび,さらに夏川堤防を破り,石越町の千余町の水田を全滅させた。しかしこの時最も憂慮された下流の迫町佐沼狭窄部とその下流地域はことなきをえた。
その後の調査により,この洪水は若柳町で1,020立法メートル毎秒であったが、南谷地堤防決壊後の洪水量は800立法メートル毎秒に低下した。即ち南谷地の遊水効果により1,020立法メートル毎秒の洪水が800立法メートル毎秒に調整されたことがあきらかになった。この事実により長沼ダムの計画と合わせ南谷地遊水地計画が樹立された。
遊水地湛水位 | KP=12.505m |
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遊水地湛水総量 | 9,204,000立法メートル |
遊水地湛水面積 | 2.56平方キロメートル |
遊水地湛水時間 | 最大約60時間 |
流出樋門排水量 | 70~80立法メートル毎秒 |
流入越流堤 | 勾配1/2,500 総長366m 純長300m |
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