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令和4年9月8日,当事務所内で農村地域防災減災事業調査行井堂(おこないどう)地区の第1回設計VEを実施しました。
VEとは,バリューエンジニアリングの略で,様々な地区事情を考慮したうえで,施設の機能や予算において最適な事業計画を目指して多様な意見を募り,方向性を定めるものです。
行井堂地区では,築造から約70年が経過し老朽化が著しい「行井堂堰(おこないどうぜき)」を改修する計画が立てられています。行井堂堰は,宮城県北部にある大郷町粕川地内にあり,一級河川吉田川左岸から稲作に必要な用水を取水して,約300ヘクタールの水田にかんがいするための施設です。今回のVEでは,堰の設置位置や形式等について提案・検討され,貴重な意見が交わされました。
堰形式については,「治水」「利水」「経済性」「環境への影響」を比較検討し,特に経済性については,維持管理費と建設費を考慮した提案が参加メンバーからありました。
今後は,基礎検討,魚道設計仮設計画などを詳細に進めて,河川管理者等との協議をかさねながら,事業計画を策定し,令和6年度の事業採択を目指します。
▲農村地域防災減災事業調査行井堂地区 第1回設計VEの様子
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