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※石巻産オリーブについてはこちらをご覧ください。
令和元年11月13日,「石巻市北限オリーブ研究会」(事務局:石巻市)関係者や,地域住民が,石巻市北上地区のほ場(月浜ほ場・原ほ場)で栽培しているオリーブの収穫を行いました。
オリーブを栽培しているほ場のうち,原ほ場は,東日本大震災の津波被害を受けた宅地跡地をほ場整備の換地によって整序化した区域に,植栽を行ったものです。
(今回収穫を行った,月浜ほ場)
収穫当日は前日の雨天が嘘のように晴れ上がった,清々しい秋晴れの日でした。
北上川の流れを眼下に収める月浜ほ場では,青々と茂り,整然と並んだオリーブの木が参加者を待ち受けていました。
(オリーブの木)
現在の生育状況で,1本の木から5~10kgの実を収穫出来ます。
参加者は,枝から溢れんばかりに実る若々しいフレッシュグリーンの実を,次々と収穫してゆきました。
(収穫の様子)
実の大きさにはばらつきがありますが,大きいもので3cm程度です。
ポリフェノールを多く含むフレッシュグリーンの実は,そのまま食べると強い渋みがあります。
(オリーブの実)
昨年は北上地区・雄勝地区・河北地区・牡鹿地区の全4地区のほ場から約84kgの収穫でしたが,今年は全4地区のほ場から約100kgの収穫となり,昨年を超える収量でした。
「エキストラバージンオリーブオイル」と呼ばれる高品質なオイルを生成するには,収穫してからできるだけ時間をおかずに搾油を行う必要があります。
そのため,石巻市では現在,北上町十三浜地区に位置する「川のビジターセンター」と隣接する敷地に,搾油・加工を行う施設を建設しています。
(搾油・加工を行う施設)
今回の収穫に際して,オリーブの栽培を市から委託されている営農者は,「夏の炎天下での作業は大変だったが,やっと収穫出来て皆喜んでいる。オリーブが地域の目玉となり,活性化に繋がれば良い。」と,笑顔で話していました。
令和初の収穫を終えた石巻産オリーブは,東日本大震災により甚大な被害を受けた石巻市の復興を象徴する特産品を目指し,着実な歩みを続けています。
※石巻産オリーブについてのお問い合わせは「石巻市 産業部 農林課」(TEL:0225-95-1111 内線3553)へよろしくお願いいたします。
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