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たばこの煙には5,300種類以上の化学物質を含み,そのうち発がん性物質は約70種類含まれています。たばこを吸っている本人,たばこから出る煙を吸わされる人の健康に大きく影響します。
たばこを吸うと,様々な病気にかかるリスクが高くなります。たばこによって罹患する可能性が高くなる病気には,多くのがん,虚血性心疾患(狭心症,心筋梗塞など),脳卒中(脳梗塞,くも膜下出血など),肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD),胃・十二指腸潰瘍などがあります。
また,たばこを吸い始める年齢が若いほど,肺がんなどの病気で死亡するリスクが高くなることが明らかになっています。
たばこには,依存性をもつ「ニコチン」という物質が含まれています。体の中のニコチンの濃度が減ると,イライラしたり,落ち着かなくなったり,たばこがとても欲しくなったりするなどさまざまな離脱症状(禁煙症状)が出るようになります。
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昨今,たばこの種類が増え,加熱式や電子たばこを使う人も増えています。加熱式たばこは,喫煙者本人及び周囲への健康影響や臭いなどが紙巻たばこより少ないという期待から,使い始める人が多くいますが
と加熱式タバコや電子タバコに関する日本呼吸器学会の見解と提言(改定2019年12月11日)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)において日本呼吸器学会が提言を示しました。
長期使用に伴う健康影響は明らかになっておらず,また受動喫煙を防止するための周囲への配慮が必要です。
(参考:「健康長寿ネット」公益財団法人長寿科学振興財団)(外部サイトへリンク)
関連リンク
たばこ対策/喫煙の健康影響(宮城県健康推進課ホームページにリンク)
たばこから出る煙には,以下の種類があります。
ニコチン(血流を悪化) |
2.8~19.6倍 |
タール(発がん性物質) |
1.2~10.1倍 |
一酸化炭素(酸素不足を招く) |
3.4~21.4倍 |
(出典:宮城県受動喫煙防止ガイドライン)
家族に喫煙者がいたり,喫煙可能な店内で働いたりするなど,受動喫煙の機会が多い人は,有害物質を多く含む副流煙を吸い込むことで,健康に大きな影響を及ぼすことが分かっています。
ご自身がたばこを吸わなくても,受動喫煙の状態が続くことで,がんや,脳卒中,虚血性心疾患,ぜんそくの発症や重症化,慢性閉塞性肺疾患(COPD),乳幼児突然死症候群(SIDS),低出生体重児など,様々な病気にかかるリスクが高くなります。
ご自身の健康や家族や周りの人の健康を守るためにも,禁煙してみませんか。
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