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六角地蔵は小村崎の共同墓地の入り口にありますが、小さく目立たないのでなかなか見つけられません。
お地蔵さんは、笠地蔵などの昔話に出てくるように人々にたいへん親しまれており、昔から、村の境やお墓の近くに立っていました。これは、お地蔵さんが、この世とあの世の境にいて、死んでいく人の道行きをいろいろと助けるといわれていることから、村に入ったり出たりする人(特に子供)を救ってくれるという意味でそのような場所に建てられているようです。
お地蔵さんは、この世と他の5つの世界(6つあわせて六道といいます。)にそれぞれいて人々を救ってくれることから6体あるのが普通です。しかし、ここではひとつの石を六角形にして6体のお地蔵さんを刻むという珍しい形をしています。一般的には「六地蔵」と言われているようです。そして,このような形式の石造物は「石幢(せきどう)」と言います。
残念ながらいつ頃作られたのかはわかっていません。似たようなお地蔵さんは隣の村田町や七ヶ宿町にもあります。
見づらいですが各面にお地蔵さんが彫られています。
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