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集落には、必ずといっていいほど地名と同じ苗字の人がいます。小紫家もそのような家なのでしょうか。このお宅の農道沿いの門口にさいかちの古木があります。今は折れてしまったため樹高は7mと低いのですが、根元の太さをみるとかなりの巨木だったことがうかがえます。推定樹齢は400年、地際の回りは6.4mもあります。
さいかちはマメ科の植物ですから果実も15~25cmのマメのような莢をしています。これが枯れると真っ黒になります。この果実はサポニンを含んでおり、水に溶かすと泡立つことから石鹸の代用品として使われたこともあるそうです。
さいかちは、その音感が「再勝ち」と聞こえることから、一度没落した武士がお家再興を願う木として珍重されたというお話もあります。
町の名木「狐塚のさいかち」
さいかちの実
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